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マクドナルドの代名詞と言える「マックフライポテト」。12月24日(金)から、Sサイズのみの販売となりました。原因は、北米から日本へ輸入しているのポテトの供給が追いつかず、一時的に制限をかけるということです。それに伴い、メニューからもMサイズLサイズが消え、190円のクーポンも消滅。日本では「ポテトロス」が広がっておりました。そんな中、本日からようやく供給の目処が立ち、再開されたので早速購入してきた。
ポテトの品薄、原因は「大規模な水害、およびコロナ禍」

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今回Mサイズ・Lサイズのポテトが販売休止した理由としては以下の説明がされております。
北米から輸入しているポテトについて、船便の経由地であるカナダ・バンクーバー港近郊での大規模な水害、およびコロナ禍が与える世界的な物流網への混乱の影響による輸入遅延が発生しております。
原因としては、水害およびコロナ禍。
水害に関しては時間とともに解消されるが、コロナ禍に関しては昨今のこの状況を鑑みると、暫く続くことは想像できます。
そうなってくると、このような「販売休止」がまたいつ発生してもおかしくない状況であることには違いありません。
ということでそうなる前に早速ポテトを注文してきました。また、このような品薄状況でも「Lサイズ」は頼めるのか。確認しました。
Lサイズは頼めるのか!?→普通に頼めました。

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ということで早速「ビッグマック」のLサイズを注文。
品薄と聞いていると、どうしても「Lサイズ」を頼むことは申し訳ない気持ちになりつつも、オーダー。
しっかり頼めました。
さてそもそも、なぜマクドナルドではポテトを輸入に頼るのでしょうか。日本のじゃがいもではだめなのでしょうか。そこにはマクドナルドならではのこだわりがあったようです。
ポテトの品種は「ラセットバーバンク種」日本では育たない

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さて、下記説明によると、マクドナルドで使われているポテトの品種は「ラセットバーバンク種」というものです。
今回この品種が大きなダメージを受けたと考えられます。
「マックフライポテト」に使用しているじゃがいもには、水分が少なめで糖分のバランスが良く、まろやかな味でマクドナルドの「マックフライポテト」に最も適しているとされる、ラセットバーバンク種などの品種を厳選。さらに、肥沃な大地で良質な環境のもとにゆっくりと手間をかけて栽培されたじゃがいもを使用している、こだわりの商品です。
引用:日本マクドナルド
では、日本で「ラセットバーバンク」を育てればいいじゃないか、と思うのかもしれませんが、気候の影響で大きくならないようです。
栽培面積は減少傾向にありますが、それでも95年時点では全米で47.6%、馬鈴しょの大産地であるアイダホ州では83.2%、ワシントン州では 61.1%と極めて高いシェアを占めています。ただし、日本では気象との関係で大粒にならないようです。
引用:日本いも類研究会
つまりポテトに最適な品種である「ラセットバーバンク」が、水害・コロナ禍でダメージを受け、日本では育たないので輸入に頼るしかないという状況のようです。
今回は無事に再開できましたが、今後もまた販売中止となる可能性もゼロではありませんので、今のうちに味わっておくのが良いのかもしれません。
Source:日本マクドナルド