インドで華麗に「糞」を投げあう、まさしく「クソ祭り」が行われる

くそ

image:pixabay

騒々しい都会の空気から離れ、農村部におもむくと、漂ってくるあの香り。そう「肥料」の香りです。肥料のもととなるのは、おもに「糞」なのですが、最近は化学肥料などの発達で徐々にあの懐かしい香りを嗅ぐ機会も減ってきました。そんな残念な気持ちとなっている方へ朗報。なんと、そんな「糞」をお祭りにしている国があるという。それがインドです。

インドで牛糞祭りが行われる

世界には様々な奇妙な祭りがあります。その中でも、こちらは「奇妙」極まりない「ディワリ祭り」というもの。

なんと牛の糞を投げ合うのです。無病息災を願い、100年以上も続く伝統的な祭りなのだという。

場所は、インド南部のグマタプラという村。ヒンドゥー教のなかでも非常に重要な祭りなのだということです。

祭りでは、地元の人が周囲の家を訪れ、雪玉大となった「牛糞」を互いに投げ合うというもの。

インドでは牛は神様。つまり神から排泄された「神聖なる物体」であり、汚くはない。むしろ浄化されている。と信じているのだ。

また病気も治ると信じられており、コロナ禍の中で行われているにもかかわらず、大勢の人。むろんコロナも「神聖なる牛糞」によりイチコロ。

政府はこの祭りの後に、歯磨き・手洗い・うがいを奨励しているという。

昨年はこの牛糞が当たった衝撃により、高齢者を含む約100人が負傷。色んな意味で「クソ祭り」だ。

Source:デイリー・スター