「怺える」は何と読む?読めそうで読めない!部首がにんべんの難読漢字5選

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日本で生活していると、テレビ・新聞・読書・インターネットなど毎日漢字に触れる生活をしています。漢字は10万字以上あるといわれているので、あまり馴染みがなく、読めない漢字も当然あるでしょう。今回は読めそうで読めない難読漢字をヒント付きのクイズ形式で出題いたします。ぜひ、脳トレをかねて難読漢字クイズで頭を柔らかくしましょう。

【1】怺える

「怺える」は何と読む?

【ヒント】怺えるは、苦しみなどに、耐えてがまんするという意味があります。こ〇える。「こ」から始まる4文字の言葉といえば?

答え:怺える→こらえる

こらえると読む漢字には「堪える」もあります。「怺える」は国字の一つです。国字の説明は下記の通り。

日本製の漢字の意。和字ともいう。中国の漢字の字体にならって新たに字体をつくりだしたもの。「噺 (はなし) 」「凩 (こがらし) 」「峠 (とうげ) 」「榊 (さかき) 」など,多くは会意によるもので,訓はあっても音を欠くのが通例。

引用:コトバンク

【2】倍く

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「倍く」は何と読む?

【ヒント】倍くは、離れる・反するといった意味があります。そ〇く。「そ」から始まる3文字の言葉といえば?

答え:倍く→そむく

送り仮名を変えると、「倍す(ます)」とも読みます。また、そむくと読む漢字は「背く」「叛く」「反く」「面く」などもあるようですよ。

【3】傅く

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「傅く」は何と読む?漢字検定1級レベルの超難問です。

【ヒント】傅くは、人に仕えて大事に世話をする・保護する・大切に養い育てるといった意味があります。か〇〇く。「か」から始まる4文字の言葉といえば?

答え:傅く→かしずく・つく

「傅」という漢字一文字で(もり)とも読みますよ。また、「傅」を含む言葉には、身分の高い子を後見し、大切に守り育てることを意味する「傅育(ふいく)」があり、四字熟語では、もとから強い力を持っているものが、さらに力をつける意味がある「為虎傅翼(いこふよく)」、自分に都合がいいように、滅茶苦茶な理屈をこじつけることをさす「牽強附会(けんきょうふかい)」もあります。

【4】儲える

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「儲える」は何と読む?

【ヒント】儲えるには、貯める・そなえるという意味があります。た〇〇える。「た」から始まる5文字の言葉といえば?

答え:儲える→たくわえる

儲えるの送り仮名を変えると、「儲(そえ)」「儲ける(もうける)」と読みます。「儲」を含むことわざには、「風が吹けば桶屋が儲かる(かぜがふけばおけやがもうかる)」があり、意味は 思いもかけないところに影響が出るたとえ・あてにならない期待をすることです。あわせて覚えておきたいですね。

【5】備に

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「備に」は何と読む?

【ヒント】備には、細かで詳しいさま・ことごとく・もれなくといった意味があります。つ〇〇に。「つ」から始まる4文字の言葉といえば?

答え:備に→つぶさに

備にの例文ですが、「事件の経過を備に語る」などのように使います。また、つぶさにと読む漢字はほかにも「具に」「悉に」「僃に」もありますよ。

難問ぞろいでしたが、全問正解出来ましたか?しっかり覚えて、知識として身に付けておきたいものですね。

怺える(こらえる)という漢字をご紹介しましたが、笑いをこらえるのが大変なテストも最高ですよ!

Source:漢字辞典オンラインコトバンク