ギガビッグマックが「美味しくない」と言われる、たった一つの理由

ビッグマック

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定期的に復活する、巨大サイズのビッグマック「ギガビッグマック」。なんとなく話のネタとして食べてみよう……ということで食べては見たものの、あまりの大きさに驚愕。あろうことか、食べ切れることすら難しいという苦い経験はないでしょうか。実はギガビッグマックのサイズは、単純に肉を4枚にしただけではなく、バンズ・ミートそのものが大きい。そのため、想像とは違ったという経験をした方も多いようです。

ギガビッグマックとは

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さて、まず「ギガビッグマック」とは何か。

単純に「ビッグマック」の肉を2倍にしただけか!?と思うかもしれないがそうではありません。肉だけではなく、バンズやミートそのものの大きさが1.3倍となってります。

そのため、あまりの大きさに手で持って食べることは難しく、持ち上げると形が崩れてしまう。ビッグマックのように一気にかぶりつきたいという人には残念なお知らせであります。

サイズの違いは上から俯瞰するとよくわかります。

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左ビッグマック、右ギガビッグマック。

これだけ違います。まるで左側のビッグマックが、ただの「ハンバーガーレベル」に小さく感じます。

もちろん、栄養成分も桁違いとなっております。

ギガビッグマック
カロリー:1073kcal / 標準製品重量:402g/個 価格:760円

ビッグマック
カロリー:525kcal / 標準製品重量:217g/個 価格:390円

さて、そんなギガビッグマックですが、ネットでは「美味しくない」「まずい」「残念」という声もチラホラ聞こえます。

「ギガビッグマック」とはいえ、なかみは「ビッグマック」味は保証されているはずです。にも変わらず、美味しくないというのはどういうことなのでしょうか。

可能性としては……

1.途中で味に飽きてしまう。
2.ビッグマックのようにかぶりつけないので味が伝わりにくい。
3.肉がパサついている。
4.お腹が途中で膨れてしまう。
5.1個700円は、コスパが悪いのではないかと感じてしまう。

もちろん、上記の理由もあるかもしれない。しかしいろいろ考えた所、一つの結論にたどり着いた。その答えとは……

「ギガビッグマック」は黄金比ではない

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「ギガビッグマック」は黄金比ではなという可能性。

黄金比とは人間が最も美しいと感じる比率「1:1.6」。
Appleのロゴや、レオナルド・ダ・ヴィンチも取り入れたと言われております。

おいおい、その理論はあまりに「無茶苦茶でこじつけだろう」と思うのかもしれません。しかし、この「黄金比」を「ビッグマック」「ギガビッグマック」似合わせてみると一目瞭然なのです。

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ビッグマックはしっかりと黄金比に収まる。
一方、ギガビッグマックはバンズが歪んでしまい黄金比となっていない。

つまりビッグマックは「黄金比」。

とはいえ、バンズは、歪むものだからたまたまでしょう?と思うのかもしれません。
わかりました、ではその下のミートはどうなっているのでしょうか。

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ミートも同じです。「ビッグマック」は黄金比となっておりますが、「ギガビッグマック」は黄金比ではないのです。

端的に言ってしまえばギガビッグマックは「美しい見た目ではない」ということに尽きるのかもしれません。形を崩さず、しっかり黄金比に収めるにはやはり「ビッグマック」ぐらいのサイズが丁度いいのかもしれません。

ちなみに、マクドナルドのクルートレーニングでポテトの揚げ加減は「ゴールデンブラウン」と教わります。また、マクドナルドのロゴ「M」は「ゴールデンアーチ」と呼ばれ、どちらにも「黄金」のキーワードがあります。

つまり「マクドナルド」=「黄金」という情報が暗黙の上で我々にインプットされております。それを踏まえると「黄金比」が取り入れられていると言われても、不思議ではないのです。

ではなぜギガビックマックを販売したのか

ではなぜあえて「黄金比」とならない「ギガビッグマック」をマクドナルドは販売したのか。仮にガチで黄金比の問題だとするのであれば、あえて「不評」となりうる「ギガビッグマック」を販売する理由などはいはず。

皮肉なことに、今回結果的に「ビッグマックこそ旨い」を証明させてしまった。だが、実は本来の狙いは「ビッグマック」の評価をあげるために存在していると言っても過言ではないのかもしれない。

言うならばギガビックマックは、ビッグマックの評価を上げるための「踏み台」。

「やっぱりビッグマックが旨いよね!」そんな消費者の声が聞こえてこないだろうか、それこそがこの「ギガビッグマック」の存在理由ではなかろうか。

そうだとするのであれば「ギガビックマック」……。お前は本当によくやった。今は「不評」なのかもしれないが、身を削ってストイックに販売した、お前の存在と功績は素晴らしい。黄金比ではないから、おいしくないとか言って本当に悪かった。心から謝罪したい。

ありがとう、ギガビックマック。

ということで「ギガビッグマック」が美味しくない理由がまさかの「黄金比」にあったというとことになります。(あくまでライターによる見解)

この方式を当てはめれば、今後のマックの新商品の「美味しい」「美味しくない」を判断できる一つのバロメーターになるのかもしれませんね。

Source:マクドナルド