真っ白な雑煮、茨城県の一部で食べられている郷土料理を作ってみた

白い雑煮

image:秒刊SUNDAY

おせちに飽きたらカレーもいいのですが、筆者はお家で食べる「お雑煮」が大好き。母の故郷では丸餅味噌、父の故郷では角餅醤油……どっちも美味しいんですよね。しかし、筆者の生まれ育った茨城県の一部では「白いお雑煮」を食べる習慣があるとか。以前知人から聞いたレシピを思い出しつつ、白いお雑煮を再現してみます!

白いお雑煮は、白味噌と豆腐で作る!

茨城県北部に位置する久慈郡里美村、現在は茨城県常陸太田市となっています。実はここ、有村架純さん主演の朝ドラ「ひよっこ」の舞台になった、茨城県久那郡奥茨城村のモデルになっているといわれる地域。

現在でもいわゆる山に囲まれた広大な自然残しており、牧場や果実畑などが点在しています。この地域で食べられていたのが、白味噌や豆腐で作られる「白いお雑煮」なんです!

各家庭で作り方が違うということなのですが、里美村出身の知人からうっすら伺ったレシピを思い出しつつ作っていきます!

前置きが長くなりましたが、材料はこちら!

白いお雑煮(材料:約3人前)

豆腐 450g   水 450ml
餅 好きなだけ
鴨肉(鶏でも可) 90g   白みそ 50g
調理酒 大4  みりん 大4
※お好みでうずらのたまごをお好きなだけ

筆者は絹ごし豆腐を使用しますが、木綿豆腐を使われる家庭も多いです。また、白味噌はお好みで使用量を調整してください。

image:秒刊SUNDAY

白いお雑煮は、たった10分で出来る!

豆腐を鍋に入れて、水・調理酒・みりんを加えてひと煮立ちさせます。その際に、豆腐をお好みの大きさに砕いておいてください。

image:秒刊SUNDAY

その間に鴨肉を軽く焦げ目がつくまで焼き、お好みでうずらのたまごを茹でておきます。

image:秒刊SUNDAY

鴨肉とうずらのたまごを加え更にひと煮立ちさせたあと、白味噌を混ぜてから沸騰させないように加熱します。

image:秒刊SUNDAY

お餅を入れて、柔らかくなるまで煮込めば完成!お好みによって、トースターで焼いたお餅を入れてもいいでしょう。

image:秒刊SUNDAY

ほんのり甘い!白いお雑煮がクセになる

白みそと豆腐がメインなので、仕上がりは白くなりました。白みそがかなり甘いので、甘みのある不思議なお雑煮になるんですよね。

image:秒刊SUNDAY

温かくてほんのり甘いスープは、この時期にピッタリ!体の芯からホッカホカになりますよ。

image:秒刊SUNDAY

白いお雑煮にしろいうずらのたまご……これも白に映えますよね。

image:秒刊SUNDAY

鶏肉でもいいのですが、鴨肉の方が噛みごたえがあってお雑煮には合うんですよね。

image:秒刊SUNDAY

そしてメインのお餅!甘みのあるスープをたっぷり吸ったお餅は、噛みしめるたびにジュワーッと旨味が溢れてきます。豆腐のトロッとした食感ともめちゃくちゃ合うんですよ!豆腐と餅を一緒に口に入れて、今までに味わったことがない味をお楽しみください!

白い雑煮

image:秒刊SUNDAY

甘みがある雑煮は苦手……という方は、白みそを普通の味噌に変えるだけで簡単に「味変」することが可能です。しょっぱいお雑煮がいいんじゃ!という方は、白じゃなくて「味噌色」にはなりますがお試しください。

お餅の食べ方は無限大!もっと簡単に美味しいお餅を食べたいという方は、こちらを試してみてはいかがでしょうか。