コロナのワクチン副作用のデータ、0を使った印象操作ではとの声が広がる事態に

image:秒刊SUNDAY

2021年になっても新型コロナウイルスによる感染は依然として続いており、多くの感染者が出ている状況です。最近では新型コロナウイルスの変異種なるものも確認され、更に不安は強まっているようです。しかし、一つ明るいニュースとして、いよいよ新型コロナウイルスに対するワクチン摂取が間近となってきました。そのワクチンの副作用に関するデータがネットを中心に話題になっているようです。

新型コロナのワクチンによる副作用のデータが公表される

段々と投与開始が現実に近づいてきた、新型コロナウイルスに対するワクチン接種。予防の面で大きな前進と言えますが、やはり新しいワクチンで心配なのは副作用です。

報道によりますと

CDCの報告書によりますと、モデルナ製ワクチンの接種を受けたおよそ404万人のうち、激しいアレルギー反応であるアナフィラキシーの症状を示した人は10人

引用:TBSnews

とのことで、約40万分の1の割合で重篤な副作用が発生したとのことです。もちろん、これは重篤な副作用ということですから、小さな異変等も含めればその数はもう少し多くなるでしょう。

この数字に対して、どのような印象を抱くかは分かれるところとなりそうです。

0の数で人が持つ印象は変わる?

そして、このワクチンによる副作用のデータに関してのある投稿がネット上で話題になっています。

要するに”400万人中の10人”と”4,000,000人中の10人"とでは受ける印象が違うのでは、というもの。確かに書き方や表現を少し変えただけで受ける印象が大きく変わることは多々ありますよね。

この意見に対してネット上ではさまざまな感想が寄せられています。

他の薬品や栄養ドリンクの記載でも

栄養ドリンクなどに見られる表記を例に

タウリン1,000mg配合」 と同じノリですかね(笑) 「タウリン1g」だと、如何にも少量で効かなそうに見えますもの、等価なのにね

といった投稿も。確かに1,000mg配合と書かれている方が多く含まれているように感じそうです。

他にも表現を変えて、

0.00025%に副反応あり。でも良いし、99.9998%に副反応なし。でも良いかも

といった投稿も。

何だかものすごく、少ない確率ということが視認しやすく感じます。

ちなみに四国の人口が・・・。 約3,850,000人ですね。

という投稿もあります。

400万人という途方も無い数、イメージしにくい人が大半かと思いますが、四国地方の人口が近い数字のようです。

漠然と”400万人”と言われるのと、”四国地方の人口”と言われるのとではイメージの湧き方が変わってくる気がします。

他には「マーケティングの手法に似ていますね」といった声も見られました。同じデータ、意味は同じ数字でも表現の仕方で受ける印象は大きく変わるということのようです。

確かに、マーケティングや営業を考えたときには数字の表記の仕方は重要なポイントになることも多いです。

個人の感覚の違いもあるのでしょうが、数字の効果って凄いですね。

source:TBSnews