送水口からは水は出ない、消火栓と勘違いしていたと話題に

街中を歩いていると送水口や消火栓などの消火設備を見かけることがあると思います。それは、消防ポンプ車からホースを接続する形になっていて、見た目から各設備の違いをわかっている人も多くはないんじゃないでしょうか。そんな中、送水口からは水が出ると勘違いしていた人が続出して話題になっています。

消火栓とは

街中で消火栓を見たことがあるでしょうか。消防系のテレビ番組でも映るため、目に馴染んでいる人も多いでしょう。この消火栓からは直接放水をすることができます。屋内にある火災報知器と一緒に搭載されているものも消火栓の1つです。

送水口から水は出ない

送水口からは水が出ない事実を知っていたでしょうか。送水口には「連結送水管専用」「スプリンクラー専用」の2種類があります。

「連結送水管専用」の送水口は、消防ポンプ車のホースを接続することで、高層建築物の各階に設置された放水口に水を送り込むことができます。

「スプリンクラー専用」の送水口は、火災が起きている建物内に消火活動をするために侵入できない場合に使われます。通常は消火水槽に溜められている水がスプリンクラーから放水されますが、こちらの送水口から加圧送水することでスプリンクラーへ外部から水を送ることができます。

従って、送水口から水が出るわけではなかったのです。送水口は延長コードのようだとイメージするとわかりやすいかも知れないですね。

ネットの反応

ネットでは知らなかったという反応に溢れています。確かに普段生活したら滅多に活躍する場面を見ることはないし、専門職の人しか使えないため知らないのも無理はないかも知れません。もしも身近に知らない人がいたら教えてあげましょう。

source:青木防災株式会社
画像掲載元:写真AC