クリスマス前なのにサンタクロースが集合?!旭川市でサンタラン開催!

12月16日の夕方近く、JR旭川駅から次々とサンタクロースたちが出てきました。クリスマスはまだ先のことですし、サンタクロースがトナカイのそりに乗ってプレゼントを配るのは夜ではなかったでしょうか。サンタクロースは大勢いますがトナカイは見当たりません。実はこの日集まって来たサンタクロースたちは、旭川で開催された「サンタラン」に参加した人たちでした。

「サンタラン」をご存知ですか。

サンタランというのは、参加者の参加費を病気と闘う子どもたちへのクリスマスプレゼントにするという、世界各地で行われているチャリティイベントです。参加者はサンタクロースの衣装を身につけ、決められたコースをランニング(北海道ではランニングではなくウォーキングをします。)します。旭川のサンタランは、JR旭川駅の前からおよそ1kmほど続く恒久的な歩行者専用道路を歩きます。

旭川でのサンタラン開催は、今年で5回目となります。参加者の受付けは13時30分から始まりました。15時10分過ぎから開催式が行われ、旭川大学短期大学部幼児教育学科の13名の学生さんたちがハンドベルを演奏してくれました。その後、記念撮影をしてから駅構内をゆっくりと1周し買物公園へと向かいました。

駅構内はサンタさんでいっぱい!

受付けをすませた参加者は、開催式までの間に着替えをすませます。大人の衣装は実行委員会で準備してくれます。サンタランを楽しみにしていて、自前で衣装を準備する参加者もいるようです。また、かわいらしい子どものサンタさんもたくさんいました。

黒い衣装を身につけているサンタクロースがいました。

サンタクロースの衣装は「赤」と思っていましたが、なんと黒い衣装を身につけている参加者もいました。この参加者は、毎年、「今年はどんな衣装にしようか」と考えるのが楽しいと話していました。しかし、黒いサンタクロースの衣装はかなりインパクトありますね。

マスクをつけているサンタクロースもいました。

このサンタクロースさんたちは実行委員の方々です。

ハンドベルで演奏中です。

旭川大学短期大学部幼児教育学科の学生さんたちによるハンドベルの演奏がありました。色々な人たちの協力でサンタランが成り立っていることがわかります。

買物公園を歩くサンタさんたちは、このかわいらしいプレゼントを、「メリークリスマス!」と言いながら道行く人に渡していました。筆者もいただきました。中にはホッカイロが入っていました。

動物やブロンズ像のサンタクロースも参加していました。

サンタクロースの衣装を着けた柴犬くん、りりしいですね。人懐こくて近くに寄ってきてくれました。

いつも買物公園にいるサキソフォンを吹くおじさんと、おじさんの演奏を聴くネコのブロンズ像もサンタクロースになっていました。寒くないようにと、冬になると色々な衣装を着せてもらっています。旭川の冬は寒いですから...。今日はサンタランなのでサンタクロースになっていました。

サンタランの参加費は病気と闘う子どもたちへのクリスマスプレゼントになるということです。今回のプレゼント先は、旭川市立病院、旭川医科大学病院、旭川厚生病院の患者さんということです。

旭川市は1902年1月25日に日本観測史上最低の気温「氷点下41°」を記録しました。そのため旭川は寒い場所と思われがちですが、市民の気持ちは暖かです。

買物公園では四季を通じて色々な行事があります。毎年厳寒期には、氷彫刻家たちが技術を競い合う氷彫刻世界大会 が実施されています。