35年前、昭和。SNSはもちろん、スマホどころか携帯電話もまだ無く、もちろん家にもネットなんて全く普及していない時代。伝達手段はもっぱら、家の電話か手紙。その時代は、今では考えられないほどにコンプライアンス意識が低かったので、雑誌などの投稿コーナーに住所が載っており、文通(メールなんて無いので、手紙でやり取りする事!顔の知らぬ相手とも文通が流行ったりした。)相手を募集したりなんてこともあったようです。
とある天文学者さんのツイート
大学に入る前、雑誌で知り合った八尾の中学生の天文少年と文通をしていた。彼は工作が得意で望遠鏡を自作、電気回路の図まで描いていた。この夏、帰省時に当時の手紙を発見。懐かしくて手紙を出したらコンタクトができ、彼も驚き、喜んでくれた。今は3児の父、エンジニアで天体観測も続けているそうだ
— Dr. Shin-ya Narusawa 鳴沢真也 (@Doro_tan) December 16, 2020
文通の良いところは、データではなく手紙というモノで残るので、こういった事が起こり得る事ではないでしょうか。久しぶりに見た手紙に、当時の思いや記憶を呼び起こされるというのはとても良いものです。こちらの天文学者さんも、当時中学生の天体好きの子と文通をしていたそうだ。
なんと当時中学生だったお相手のツイートも
今日はとても嬉しい事がありました。中学生の時に天文雑誌を通じて文通していたお兄さんから、なんと35年以上ぶりにお便りが届きました!!なんとそのお兄さんは夢を叶えてすごい天文学者になられており、著書を送ってくれました。凄すぎる!!!!
それより覚えていてくれてて、とても嬉しい!— Naoki Ueda(上田直生) (@naokiueda) December 15, 2020
天文雑誌での出会いを通じて文通していたというお相手は、なんとこの天文学者の方!たしかに35年ぶりにそんな相手から手紙が来たらと思うと、どんなにうれしいか。そして懐かしいか。今でこそ簡単な話かもしれませんが、当時からすると奇跡のようなお話です。
Twitterの反応
通りすがり失礼します。
このような素敵な人生の物語に巡りあえるのがTwitterの醍醐味
ときめかせて頂きありがとうございます😀
— はせはじ (@hajime0821) December 16, 2020
35年前では考えられなかった今という未来。昔の縁がまたつながるというのはとても素晴らしい事です。
人のつながりって不思議ですね。
素敵なお話です。
— まなべ りょうえ (@manaberyoe) December 16, 2020
人の縁は、たまたまの偶然が重なって出来ているという当たり前を実感できます。
ネコにまつわる、優しさと命のバトンのお話もありましたが、こういった縁をつなげるというのが、人生の醍醐味の一つなのかもしれません。
画像掲載元:写真AC