オーマイコンブミドル連載記念、コンブと同い年の中年がリトルグルメを再現してみた

image:秒刊サンデー

特定の年代だけに通じる美味しいの表現。「OH!MYコンブ」。アラフォー世代はきっと今でも美味しい料理が出たらそんな言葉が頭をよぎるはずだ。そう、今週号からついにモーニングで復活を遂げた「OH!MYコンブミドル」に心躍る元少年達はきっと多いはずだ。ちなみに、前作であるオーマイコンブで2015年に33歳となっていたコンブは、2021現在39歳。筆者と同い年だ。という事で懐かしのリトルグルメを作っていこうと思う。

第一話で登場した「五目ヌードル寿司」

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これ、実際に当時筆者は作った事があって、母親に「食べ物で遊ぶな」と怒られた覚えがある。というワケでリベンジだ。どーれ、そろそろはじめるかい!

材料

カップヌードル
ごはん
のり
パン
たまご

source:OH!MYコンブ

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カップヌードルを用意したら

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食パンを細かくちぎってたまごをとく。こいつをカップラーメンに入れて

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お湯を注いで2分47秒経ったら...

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本当は具はザルにあけて、下の容器にスープを入れてたけどザルの目が粗くて失敗。せっかく漫画のセリフまで引用して説明していたテンションが戻ってしまった。危ない。筆者は正気に戻る前にすぐに手を動かした。

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ご飯を海苔の上にのせて

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面と具を乗せて巻く。チョチョンと切りゃあ...

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コンブ特製五目ヌードル寿司でい!...なんかすごく見た目はあれで母親に怒られた理由が今わかった気がしますが、このリトルグルメはなんと5万円のタラバガニが入った豪華なラーメンよりも美味いと評されていた代物。美味いに決まっています。

もう一つ、デザートにリトルグルメ「チョコもち」を作ろう

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材料

もち
チョコ

せっかくオーマイコンブミドルが連載されたってのにリトルグルメ一つじゃあ納得してもらえない気がするので、もう一品なんとなくマトモそうなリトルグルメチョコもちを作ってみよう。リトルグルメは基本工程が超絶少ないのが魅力。五目ヌードル寿司はリトルグルメの中でも屈指の作る工程の多い料理だったので、こちらこそがリトルグルメの本質に近いかもしれない。

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まずはモチを焼きながら爪楊枝で穴をあける。

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そんでチョコを乗せるだけ。切り餅一つにチョコ2かけくらいが適当だぜぃ!と書いていたが、大人になった筆者は豪華に3かけで作ってみようと思う。恐れ多くもリトルグルメにアレンジを加えてしまった男として、秋元康に狙われてしまうかもしれない。

食べてみよう

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さて、まずは五目ヌードル寿司から行ってみよう。見た目はクトゥルフみたいだが、味やいかに。

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コンブ曰く、スープに浸して食うのが正解の食い方なようなので、しっかり浸して

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ほっぺたを赤く加工してオーマイコンブ!と言いたいところだが、滅茶苦茶冷静に、味が薄くてご飯の食感があるカップラーメンだ。とてもIQが高いとは言えないその味は、感想で言うなら「ウケる」が一番近いだろう。料理を食べてウケると思ったのは初めてかもしれない。

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さて次はチョコもちだ。原作ではカバのお母さんがオーマイコンブの後「おいしいわ!」と二度褒めていたほどの一品。ほっぺたが落ちることも覚悟して食べねばなるまい。猫がバカを見る目でこちらを見ている気もするが、食べてみることにする。

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表情で言うとこのくらいの感じ。とりあえずお約束のオーマイコンブポーズはとってみたものの、ほっぺたは落ちそうになることはなく、何なら表情は先ほどに比べて曇っているようにも見える。冷静に「まあ、そりゃあこういう味だろうね」という感じだったからだ。さっきの五目ヌードル寿司と比べてると何ならスベッてる味ですらある。猫も興味をすっかり失っているのがその証拠。

でもまあ正直リトルグルメの中ではかなり優秀な方だと思う。普通にまあまあ美味い。でもチョコ2かけだとちょっとチョコ味が薄そうな気がするけどなあ。

というワケで、リトルグルメを39歳になって再現すると「冷静になる」という事がわかった。真面目に作ってるレシピもあるので、もしガチでおかずを作ろうという方はこちらをどうぞ。

しかしミドルの一話目では2015年頃はシュッとしてて幸せそうだったコンブが何故か太っててそんなに幸せそうではなかった。その辺の謎はこれから解けていくのだろうか。そして、クッキングパパというグルメ漫画と同じ漫画誌でどう生き残っていくのか、これからもオーマイコンブから目が離せない。

画像掲載元:秒刊サンデー