皆が実は飲んでいる、口腔内崩壊錠というヤバそうな薬の正体が衝撃的すぎると話題に

image:秒刊SUNDAY

病気のとき、何かとお世話になることが多い、さまざまな薬。詳しい人でなければ分かりにくい文言を目にすることもあります。今、ネット上でもある薬に見られる文言の意味が分からないと話題になっているようです。薬剤師をはじめとする医療関係者と、たまにしか薬を使う機会がない人とでは当然のことながら認識に大きな差異が出るということなのかもしれません。

「口腔内崩壊錠」という注意書きへの疑問

同じ文言が書かれた薬を処方された経験のある方もいるのではないでしょうか。「口腔内崩壊錠」という文言ですが、確かに初見ではどういうことなのか、少し分かりにくいかもしれません。

上記の他にも「危険物じゃん」「口の中の粘膜がただれてしまうのかと思った」などなど、危険な薬剤なのかと不安を持つユーザーの声も目立ちます。

正しくは口腔内で溶ける薬ということ

もちろん、上記のように口腔内に危険があるというものではありません。

OD(Orally Disitegration)錠とは、「口腔内崩壊錠」の略語です。口の中に入れるとすぐに唾液で解ける製剤で、服用する際に水や噛み砕いて飲む必要がありません。

引用:土屋総合病院

口腔内崩壊錠とは「OD」と略されることもあります。上記の説明のように正しくは口腔内で溶ける(崩壊する)薬剤であり、水がなくても飲めるという大きな利点があります。

口の中でさっと溶けていくので、何らかの災害やトラブル時に水がないときでも服用できる薬として高い利便性を持ちます。

確かに分かりにくいという賛同続々

病院や薬局で説明を受ければ「なるほど」と納得できるのですが、そうした説明がなければ確かに誤解してしまうこともあるかもしれません。

「確かにわかりにくい」「助詞を抜かされると意味がわからなくなる」といった投稿が多数見受けられます。

他にも薬剤師として従事しているというユーザーからは「想定外の誤解をされることを想定して説明しなければならないな」「薬剤師側の視点では気付けないことも多い。患者側の視点での意見は本当に大事」といった真摯な投稿が多いのも印象的です。

薬と言えば以前に特徴的なお薬手帳が話題になりました。

source:土屋総合病院