93年後、日本の家電メーカーはドラえもんを作れるのか? シャープが投げかけたメッセージ

9月3日といえば、老若男女に愛される猫型ロボット・ドラえもんの誕生日です!作中設定によると、ドラえもんは2112年9月3日にマツシバロボット工場で製造されたとされています。この「マツシバ」という名称は、松下(現パナソニック)と東芝を合わせたパロディネームだと言われており、実はドラえもんは家電の延長線上にある製品なのです。

2112年の未来、我々はドラえもんを作れるのか?

実は家電製品の仲間であるドラえもん。そんなドラえもんについて、家電メーカー・シャープの公式アカウントが次のように呟きました。
「あと93年。はたしてわれわれ家電メーカーはドラえもんを作ることができるのか、その本領と信条が問われている。」

技術の進歩は、ドラえもんの原作が描かれた当時には夢物語だった「ひみつ道具」の機能を次々と実現していきました。例えば、相手の言語が分からなくても世界中の人と話せる「ほんやくコンニャク」。現在では「ポケトーク」や「Google翻訳」で話すだけで翻訳することが実現できています。

子守を任せるロボットとして開発されたドラえもん。その根幹部分はおそらく人と寄り添うAIなのでしょう。シャープは現時点で、挨拶やおしゃべりを楽しめるAI「ココロエンジン」を搭載したロボット掃除機「COCOROBO」や「ロボホン」を創り上げています。これらの先に、幼い頃から夢に見た、まるでパートナーのように寄り添ってくれるロボット・ドラえもんが誕生するのかもしれません。

近年では技術開発において、中国・韓国などのアジア勢に対して高いパフォーマンスを出せていないように見える日本の家電メーカーたち。その未来はどうなるのか。ぜひとも、ドラえもんのような高性能ロボットを国内で生み出す未来を見たいものです。