「敵愾心」は何と読む?読み方を間違えやすい!難読漢字5選

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今や脳トレのジャンルで人気を博している「難読漢字」。ちょっとした空き時間に手軽に脳トレでき、正解出来た時は何だか嬉しさや、達成感まで得られたりしませんか?今回は読み間違えやすい漢字をクイズ形式でご紹介いたします。例えば「猛者(もさ)」「依存心(いそんしん)」などです。各質問はヒント付きですので、参考にしながら、ぜひ全問正解を目指して挑戦してみてくださいね!

【1】敵愾心

「敵愾心」は何と読む?

【ヒント】敵愾心は、てきぎしんという読み方ではありません!て〇〇〇〇〇。「て」から始まる6文字の言葉といえば?

答え:敵愾心→てきがいしん

「敵愾心」は、相手に対する憤りや闘争心のことを意味する言葉です。似た言葉に「敵対心(てきたいしん)」もありますが、対抗する気持ち・誰かを敵とみなし、立ち向かおうとする心といった意味がありますよ。敵対心は、敵とみなすことですが、敵愾心は敵に対して憤りを持っている状況のことです。

また、敵愾心の「愾」という字に送り仮名を付けると「愾る(いかる)」・「愾く(なげく)」と読みますよ。

【2】埴生

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「埴生」は何と読む?

【ヒント】埴生は、はんせい、はせいとは読みません!は〇〇〇。「は」から始まる4文字の言葉といえば?

答え:埴生→はにゅう

埴生は、埴のある土地。また、埴土のことを意味し、埴生の「埴(はに)」とは、粘り気のある土・粘土のことをさす言葉です。

「埴」の字が入った四字熟語には、学問を行うための方法を知らずにむやみやたらに行うことを意味する「冥行擿埴(めいこうてきしょく)」があるのであわせて覚えておきましょう。

【3】斜向かい

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「斜向かい」は何と読む?

【ヒント】斜向かいは、ななめむかい、しゃむかいとは読みません!は〇〇〇〇。「は」から始まる5文字の言葉といえば?

答え:斜向かい→はすむかい

斜向かいとは、ななめ前、はすむこうをさす言葉です。また「斜」を含む言葉には、対象に斜め方向からあたる光をさす「斜光(しゃこう)」、沈みかけの太陽・西に傾いた太陽・夕日をさす「斜陽(しゃよう)」などがありますよ。

【4】守宮

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「守宮」は何と読む?

【ヒント】守宮は、しゅぐうとは読みません!や〇〇。「や」から始まる3文字の言葉といえば?

答え:守宮→やもり

守宮は、有鱗目ヤモリ科の爬虫類・夜行性で昆虫などを捕食します。日本では福島県以南に分布しています。別漢字には「家守(やもり)」もあります。似た生物にお腹の色が赤い「井守(いもり)」もいますが、井守は両生類で、守宮は爬虫類ですよ。

【5】謀反

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「謀反」は何と読む?

【ヒント】謀反は、ぼうはんとは読みません!む〇〇。「む」から始まる3文字の言葉といえば?

答え:謀反→むほん

謀反には、時の為政者に反逆すること、国家・朝廷・君主にそむいて兵を挙げること・ひそかに計画して事を起こすことを意味します。

謀反の「謀」という字は1文字で「謀(はかりごと)」、送り仮名を付けると「謀る(はかる)」と読みます。また謀反の「反」は送り仮名を付けると「反らす(そらす)」「反る(そる・かえる)」「反く(そむく)」という読み方になりますよ。

今回は、読み間違いやすい漢字をご紹介しましたが、全問正解出来ましたか?今後も楽しく漢字を学びましょう。

難読漢字といえば、為人←は読めますか?読めそうで読めない難読漢字にも挑戦してみてくださいね!

Source:漢字辞典オンラインコトバンク