「鬮」は何と読む?読めたらすごい!新年にまつわる難読漢字5選

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2023年も新年を迎えました!今年はどのような年になるのでしょうか?新年が始まると過去をリセットし、新たな目標を掲げてみたりと、気持ちが前向きになりますよね。今回は新年にまつわる食べ物、初詣、遊びなど様々なジャンルの難読漢字を、ヒント付きのクイズ形式で出題いたします。ぜひ、楽しみながら全問正解出来るようにチャレンジしてみてくださいね!

【1】鬮

「鬮」は何と読む?

【ヒント】鬮は、紙片や竹片などに文句や記号を記し、その一つを抜き取って、事の成否や吉凶を判断したり、当落・順番などを決めたりする方法をさす言葉です。初詣に引くアレのことですよ。

答え:鬮→くじ

初詣で引く、御神籤(おみくじ)ですが、別漢字では御神鬮とも書きます。

御神鬮には7種類あるのが一般的で、吉凶の順列は、大吉・吉・中吉・小吉・末吉・凶・大凶の順なのだそうです。

また、鬮(くじ)に送り仮名を付けると、たたかって勝ち取るという意味の鬮る(たたかいとる)と読みます。鬮の画数は26画で、読むのも書くのも難しい漢字ですね。

【2】点袋

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「点袋」は何と読む?

【ヒント】点袋は、お正月にもらうお年玉が入った袋のことです。それを何という?

答え:点袋→ぽちぶくろ

点袋の詳細は下記の通りです。

チップや心付け、お年玉など、少額の金銭を渡す時に使う袋。「ぽち(ぼち)」とは小さい点、小さいもの、小さい突起点のことで、ほんのわずかな金を入れた袋ということ。

引用:コトバンク

【3】火男

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「火男」は何と読む?

【ヒント】火男は、口を極端にとがらせた独特な表情をした仮面のことです。

答え:火男→ひょっとこ

お正月遊びの定番である「福笑い」。顔の輪郭だけを描いた紙の上に、目隠しをした者が切り抜いた眉、目、鼻、口などを正しい位置だと思うところに並べていくルールです。手探りで顔のパーツをそれぞれ置いていくので、最終的に面白い仕上がりになる楽しい室内遊びですよね。福笑いで良く見る火男(ひょっとこ)とおかめのコンビですが、おかめは阿亀(おかめ)と書きます。また、阿多福(おたふく)とも呼ばれています。

【4】精進膾

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「精進膾」は何と読む?

【ヒント】膾は、古くは魚・貝・獣などの生肉を細かく刻んだものをさし、のちに、魚・貝や野菜などを刻んで生のまま調味酢であえた料理をさすようになった言葉です。

答え:精進膾→しょうじんなます

精進膾とは肉・魚類を用いないで、大根、人参など野菜類で作ったなますのことです。御節(おせち)料理では、紅白膾(こうはくなます)が定番ですよね。紅白膾には、紅白の水引をイメージし細く切った人参と大根で表現し、一家の平和を願う意味が込められていますよ。また、膾の別漢字には鱠(なます)もあります。

【5】楜

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「楜」は何と読む?

【ヒント】楜は、硬い殻に覆われていて、豊富な栄養素を含んでいるナッツの一種。英語では「Walnut(ウォールナット)」と呼ばれています。

答え:楜→くるみ

お正月にいただくものといえば、餅の入った汁物であるお雑煮(ぞうに)もありますが、各地域によって作り方や具材、味付けなど相違し、全国に100種類以上あるといわれています。岩手県では、甘い楜(くるみ)だれに角餅を付けて食べる習慣があるようです。美味しそうですよね。また、楜の別漢字は「胡桃(くるみ)」もあります。

今回は新年にまつわる難読漢字でしたが、全問読めましたか?

今年も休憩時間に少しでも、漢字に触れる時間を作り漢字マスターに近づけるよう頑張りたいものです。本年も秒刊SUNDAYをどうぞよろしくお願いいたします。新しい年も皆様にとりまして良い年でありますように!

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Source:漢字辞典オンラインコトバンク