難読漢字に出会った時、読めそうで読めなくてスッキリしないですが、読めたら達成感があり楽しいものです。例えば「具に(つぶさに)」「希う(こいねがう)」などです。今回は意外と簡単な漢字が使われていて、読めそうで読めない難読漢字をご紹介いたします。厳選した漢字を5問クイズ形式で出題いたします。皆さんは何問正解出来るでしょうか?ぜひ、全問正解を目指して挑戦してみてくださいね。
【1】粥ぐ
「粥ぐ」は何と読む?お粥(おかゆ)の粥という字にぐという送り仮名がついていますが、もちろん(かゆぐ)という読み方ではありません。
【ヒント】粥ぐには、売る・商う(あきなう)という意味があります。ひ〇ぐ。「ひ」から始まる3文字の言葉です。
答え:粥ぐ→ひさぐ
また、別漢字には粥の本字である「鬻ぐ」や、「販ぐ」もひさぐと読みますよ。
【2】穿る
「穿る」は何と読む?
【ヒント】穴を開けることをさす言葉といえば?
答え:穿る→ほじくる・ほじる
また、送り仮名を変えると、穿く(はく)・穿く(つらぬく)・穿つ(うがつ)と読みます。併せて覚えておきましょう!
【3】而して
「而して」は何と読む?
【ヒント】そして、それからといった意味があります。し〇して。「し」から始まる4文字の言葉です。
答え:而して→しかして・しこうして
また、送り仮名を変えると、而も(しかも)・而れども(しかれども)・而(なんじ)と読みます。
【4】頗る
「頗る」は何と読む?漢検準1級レベルの難問です。
【ヒント】頗るの意味は、程度がはなはだしいさま・非常に・たいそう・少し・いささかのような意味があります。
答え:頗る→すこぶる
頗るの使い方は「頗る愉快だ」「頗る迷惑な話」などと使いますよ。
また、頗るは(かたよる)とも読みます。この場合、不公平・公平でないという意味になります。
【5】嵩張る
「嵩張る」は何と読む?
【ヒント】嵩張るの意味は、物のかさが増す・体積が大きくて場所をとること。そのことを表す言葉といえば?
答え:嵩張る→かさばる
また、嵩張るの「嵩」という漢字ですが、送り仮名を変えると、嵩む(かさむ)・嵩い(たかい)と読みます。
いかがでしたか?読めそうで読めない漢字があったかもしれません。難読漢字を知識として身に付けておけば、いつか役に立つ日が来るかもしれません。また、次回も秒刊SUNDAYで難読漢字を学びましょう。
「過る」←は何と読む?読めたら漢字マスターレベルですよ!