「彳む」←読めそうで読めない難読漢字4選!

「彳む」と書かれたこの漢字を見たことはありますか。「彳」というこの漢字、何かつくりの部分を書き忘れてしまっているようにも見えますが何も書き忘れていません。「彳」はこれだけで立派な漢字なのです。この漢字は1文字では「てき」と読みますが、「彳む」は「てきむ」とは読みません。一見簡単に読めそうですが、実際はそれほど簡単ではありません。どちらかといえば難読漢字の一種といえるかもしれません。この漢字を見た瞬間に読むことができる人というのは、かなり漢字一般に精通している人なのではないでしょうか。あなた自身はこの漢字を読むことができますか。

答えです。

「彳む」という漢字は「たたずむ」と読みます。

「たたずむ」という言葉には、「しばらく立ち止まっている」とか「じっとその場所にいる」という意味があります。

次は「扶ける」という漢字です。この漢字はどのように読むのでしょうか。

「扶ける」の「扶」という漢字は、「扶養(ふよう)」という漢字にも使われるように「ふ」と読むことができます。しかし、「扶ける」を「ふける」とは読みません。

答えです。

「扶ける」という漢字は、「たすける」と読みます。

「たすける」という漢字として一番に思い浮かぶのは「助ける」かもしれませんね。しかしそれ以外に、「援ける」「佐ける」なども「たすける」と読みます。

次は「魂消る」という漢字です。「魂消る」の読み方はご存知ですか。

「魂」は「たましい」、「消」は「しょう」、「き(える)」「け(す)」などと読みますね。では、2つの漢字がつながるとどのように読むのでしょうか。

答えです。

「魂消る」という漢字は「たまげる」と読みます。「たまげる」という言葉の意味をご存知ですか。「たまげる」というのは「非常に驚く」という意味です。

「魂消る」という漢字は「たまぎる」と読むこともあるようです。」

最後は「迸り」という漢字です。この漢字はどのように読むのでしょうか。

「迸」という漢字には「勢いよく飛び散る」という意味があります。「迸り」と書いて「ほとばしり」と読むことがありますが、ここでは別の読み方を答えて下さい。

答えです。

「迸り」という漢字は「とばっちり」と読みます。

「たたずむ」「たまげる」「とばっちり」という言葉は、会話の中にも出てくる言葉です。会話の中で使われている言葉を、「魂消る」「彳む」「迸り」のように漢字で示されてもすぐには読めないのではないでしょうか。そのような言葉・漢字はまだまだたくさんあるかもしれませんね。

難読漢字を見るとどうしても読み方を知りたくなってしまいませんか。漢字の問題一覧 の中には、色々な種類の難読漢字の問題があります。