展開に衝撃、ある理不尽な出来事の当事者が作った日本語ヒップホップが話題に

壁にぶつかっている時、何かにつまずいてしまった時、取り返しのつかない何かを失ってしまった時。ヘッドホンから流れる音楽に共感してしまう瞬間があります。そんな時確かに音楽の力を感じ、こんな思いをしているのは一人ではないのだと思いとどまることが出来たりします。人生を変えてくれる一曲には、音楽を作っている人も人生を賭けた実体験が元になっているからこそその力があるのでしょう。

是非、まずは聞いて見て欲しい

crystal-zさんというアーティストの「Sai no Kawara」という曲。まずは騙されたと思って一度聞いてみて欲しいです。曲の中にあるギミックに必ず驚かされるはず。

著名アーティストも反応

AAAのメンバーでもあり、SKY-HI名義でラッパーとして有名な日高光啓さんも絶賛。やはり最後のギミックに驚いていらっしゃる様子。でも、聞いたら誰でもこの感想になると思います。

名古屋のヒップホップレーベル代表ラッパーも

名古屋の有名HIPHOPレーベル代表でありラッパーの呂布カルマ氏も大絶賛。これだけの才能があっても、音楽で食えていない現実。運が必要な業界と言う事がわかります。

芸術学の博士の方も

音楽的にも、表現的にも新しく、そしてそれがそのままこの方の戦いに直結しているという事実は、全てがわかると本当に震えます。

サビの歌詞もすごい

順調じゃなくていいから 天才じゃなくていいから 堂々巡り 巡り 繰り返し 東京 偉大なこの街

順調の「順」、天才の「天」、堂々巡りの「堂」と、東京 「偉大」という文字列。実は、この曲の作者は半年ほど前ニュースになった「医大の不正入試」で、年齢で差別され、順天堂大学を提訴した当事者の方。曲を聞いた方であれば最後の方でビックリした部分と重なり納得した方も多いでしょう。

音楽で表現をする。音楽で戦っていく。音楽で人を豊かにする。音楽で苦境のライブハウスを救う。この曲を聞いた時、まだまだ音楽は必要とされて行くと確信しました。

source:朝日新聞デジタル

画像掲載元:写真AC