GOTOトラベル事業も一時中断しており、全国的にも第3波を食い止めようという流れにある今、旅行には非常に出かけにくいかと思います。しかし毎年年末はどこかしこに行っていたのになあという方も多いでしょう。というわけで今回は北海道在住で旅行好きの筆者が北海道に来た気分を少しでも味わえるように有名な「駅弁」を再現してみました。
北海道の駅弁と言えば
北海道と一口に言っても非常に広く、そして各地に様々な美味しい名産品があるのでどの駅弁を採用しようかがまず迷いどころです。というわけで、まずは昭和の時代に駅としては非常にマイナーながらその地位を確立した長万部駅の「かにめし」と、筆者の住む札幌の「しゃけめし」の二つを再現して行こうと思います。ちなみにこれまた有名な森駅の「いかめし」も再現してみたかったのですが、北海道ではどこにでも売っている上に超難しいので今回は見送り。
まずは、札幌駅の「しゃけめし」を作ってみた
材料
鮭フレーク
いくら
ごはん
錦糸卵
source:たびらい(石狩鮭めし)
このシンプルな駅弁は、かなり昔に食べた覚えがありますが、なんと大正時代から今でも売れ続けている超ロングセラー商品なんだとか。作り方は滅茶苦茶簡単。とりあえずはごはんを炊いて、器に盛り合わせます。
先に鮭フレークをかけて、真ん中に錦糸卵を少し。その上からいくらを乗せれば完成。材料があれば正味30秒で出来上がり。さらにこだわりたい方は鮭のかまぼこ、鮭昆布巻き、蕗の煮付けなどもあると、さらに駅弁っぽくなるかと。
お次は「かにめし」
材料
かにのほぐし身(缶詰でも可)
いくら
たらこ
錦糸卵
すし酢
かにめしと検索すると、やはりかにが沢山とれる地域の駅弁はかにめしがとても多く、言うて北海道特有の駅弁というワケでもないかにめし。しかし元祖はやはり長万部のかにめしなのだそう。というワケで、ここは北海道のみならず全国のかにめしの良いところをドッキングしたオリジナルかにめしを作ってみようと思う。
source:かにめし本舗かなや
かにめしのイメージとして、ご飯は普通のごはんではなく、ちょっと酢飯っぽい味がするので、まずはごはんにすし酢をちょっと混ぜてみよう。粉末だととても楽。
十分にかき混ぜたら、上にまず錦糸卵、かに、いくら、たらこの順で乗せていこう。なんだろう、この痛風待ったなし弁当みたいな豪華さ。でも大丈夫。今は旅気分を味わうためにそんな事は気にしないのだ。
こんな感じになりました。食べてみると、酢飯になっていて非常に上の海鮮の味が引き立っていい感じ。場所によって少しずつ味が違うのも面白い。欲を言えば、長万部のかにめしにのっている味の濃いシイタケが欲しかったところ。作り方が検討もつかないけど。
なんだか、駅弁を模して作ったお弁当を食べたら少しは旅気分を味わえた。意外とお正月に出て来る食材で出来そうなお弁当ばかりだし、是非トライしてみてほしいです。
画像掲載元:秒刊サンデー