完全にデストピア……未来の「人工子宮装置」あまりにもSFそのまま過ぎると話題

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日本でも出生率の低下が問題となっており、少子高齢化がますます進んでいきます。このままの状態で推移すれば、将来日本の年金制度が崩壊するばかりでなく、種の存続が危ぶまれ、人間そのものが絶滅する可能性もゼロではありません。もちろん、それはある意味46億年の地球の歴史では、ごくあたりまえの摂理ではありますが、なんとか食い止めたいもの。そこで期待できるのがこちらの装置です。

未来の人工子宮装置30,000人の赤ちゃんを誕生させる

今回話題となっているのは、海外メディア「デイリー・ミラー」が報じている未来の人工子宮。現在は母親の胎内もしくは、体外受精などで子供を授かるケースがあります。

しかしこちらは、完全に人間が不要となり、赤ちゃんを自動的に育てることができる夢のような、そしてSFのような装置「EctoLife」です。

「EctoLife」は、赤ちゃんの心拍、体温、血圧、呼吸数、酸素飽和度などをはかり、赤ちゃんの健康状態を監視できるセンサーが搭載されています。

また「EctoLife」により、女性の妊娠の苦しみや、病気・帝王切開などからも開放。実は、世界保健機関によると、約30万人の女性が妊娠合併症で死亡していると、報じております。

「EctoLife」は、ベルリン在住の Hashem Al-Ghaili が発案し、50 年以上にわたる画期的な科学研究がおこなわれてきたようです。一気に30,000 人の赤ちゃんを培養することが可能と言われております。

動画を見る限り、やはり限りなくSFに近いそんな装置です。言うならばマトリックスのシーンで「人間はカプセルで培養される……」というシーンが頭をよぎりました。

ネットでは「FFⅦだ」「惑星ベジータのシーンだ」「マトリックスだ」「ドラゴンボールでみた」など、やはり映画やアニメで見たシーンを連想する人が多いようです。

もちろんこの「EctoLife」により、救われる命や助かる女性も多いのかもしれません。反面、人間はそれでいいのか?という倫理的な問題も出てきそうです。

そうなると「体外受精」はいいのかとか、現在認可されている手法までもが疑問視せざるをえないわけですが、はたして「EctoLife」は本当に実現するのでしょうか。

輝かしい未来に期待したいものです。

Source:デイリー・ミラー