超絶技巧「金魚のガラス作品」の美しさに心奪われる!制作者に話を聞いた

image:みゆき さな(@Sana_Miyuki_)

ガラス作品はキラキラと光を通し、繊細で美しいのも魅力ですよね。Twitterにて、みゆきさな(@Sana_Miyuki_)さんが制作した「ガラスの金魚作品」がご投稿され、注目を集めています。それは、細い複数のガラスの線で見事に金魚が表現されている独創的かつ、職人技が光る圧巻の作品。一度見たら、惹き込まれる程の存在感で、唯一無二の表情を創り出しているのです。

繊細で美しいガラス製の金魚作品

ガラスで制作された金魚の作品が写真が掲載されたツイートを発見しました!

ガラスならではの透過性で光を感じ、涼し気な金魚が空間を華やかにしてくれていますね。ガラスの細かい線が重なり、丁寧な細工が施され、繊細なのに不思議と力強さを感じられる作品です。

制作者さんインタビュー

image:みゆき さな(@Sana_Miyuki_)

制作者のみゆき さな(@Sana_Miyuki_)さんにお話を伺いました。

■プロフィールを教えてください

ーー大阪府生まれ三重県育ちで、大阪芸術大学美術学科彫刻コースを卒業しております。現在、glass工房ココロイロ(@Sakura23saku23)のスタッフをしております。

■ガラス作品を制作されたきっかけは?

ーー大学生になり、習い事を探しており、たまたまSNSにてガラスが習えると見たのがきっかけです。ガラス歴は5年目です。

■金魚・鶴の作品を作ろうと思われたきっかけは?

ーー金魚や魚、海月の作品は、水族館が好きで現実世界でもこんな幻想的な世界を見たい、一緒に散歩出来たら素敵だなという幻想から出来た作品です。吊り展示すると本当に泳いでいるような雰囲気になるので、とても気に入っている作品のひとつです。 折り鶴の作品は、思い返せば物作りという形で初めて興味を持ったのが折り紙遊びの鶴だったからです。私のたくさんのものを表現し作り続けたい、そんな気持ちの原点のように感じています。

image:みゆき さな(@Sana_Miyuki_)

■作品はどのように制作していますか?また、作品作りでこだわられている点は?

ーー 酸素バーナーという酸素とガスを混ぜた炎にて制作しています。その中で私がよく使うのは、リトルトーチというペン持ちできて細く小さな炎が出るバーナーを使用しています。その他にも、定規や角度定規、油性ペンやマスキングテープなども使います。 材料は、耐熱ガラスというガラスです。

直径10mmのガラス棒を太い炎の出るバーナーで、だいたい1mm前後の自分が欲しい細さまで引っ張っていくところから制作をしています。

全てフリーハンドの作業になるので、均等に線を入れていき、美しい模様を作っていくところが難しくこだわっている部分です。模様と形を両立させるところも難しいのですが、ひとつひとつ模様にも意味があり、その意味とモチーフを繋げるところにもこだわっています。

image:みゆき さな(@Sana_Miyuki_)

■いいね、リツイートなどの反響がありますが、今のお気持ちは?

ーーとても嬉しく、ありがたいと考えています その分、見てくださる方が増えるのでいつも感謝しています。

■作品は購入出来ますか?

ーー作品は展示などが中心ですが、Twitter(@Sana_Miyuki_)やInstagram(sana_miyuki_)のメッセージを送信などのDMからでも販売可能です。ゆくゆくはココロイロのウェブショップにも掲載していきたいと考えています。

■今後の夢は?

ーー作品を作り続けることが夢ですね。 今後、数年以内には、原寸大の番傘の作品を作りたいなと思っています。

みゆきさん、お忙しい中お話いただきありがとうございました。

みゆきさんの見るだけで魅了される美しいガラス作品を、近くで愛でたいものです。今後の益々のご活躍から目が離せませんね。

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取材協力:みゆき さな(@Sana_Miyuki_