「透明水彩画」が圧倒的美しさで心を奪われる！制作者に話を聞いた

image:タケダヒロキ（@takedahiroki）

水彩画とは、水溶性の絵具を用いて描かれた絵画のこと。みずみずしい透明感が表現でき、やさしい色合いが魅力的です。そんな水彩画ですがTwitterにて、タケダヒロキ（@takedahiroki）さんがご投稿した愛らしい猫の「透明水彩画」が話題を集めています。画家のタケダさんが描く独特な世界観の透明水彩画は、みる者の心を魅了しています。今回はタケダさんに制作秘話を伺いました。

華やかな透明水彩画が素敵！

透明水彩✳︎ pic.twitter.com/kGOVlE8jFi

— タケダヒロキ (@takedahiroki) December 11, 2022

可愛らしい猫ちゃんが蝶を見つめている美しい透明水彩画のツイートを発見しました！思わず見入ってしまう圧巻の作品で、特に猫好きの方にはたまらない水彩画なのではないでしょうか？自分の部屋やリビングなどいつも身近に飾り、眺めていたい素敵な水彩画ですね！

ツイートのリプ欄には、やさしい色合いの絵で癒される・猫ちゃんの表情が良いなど、タケダさんの作品のファンも多く新作がツイートされる度、国内外から続々と絶賛の声が寄せられています！

制作者さんインタビュー

image:タケダヒロキ（@takedahiroki）

■プロフィールを教えてください。

ーー名古屋造形大学　視覚伝達デザイン科卒業。2010年からフリーでイラストレーターを目指し、2018年から水彩画家として活動しております。

■水彩画を描き始めたきっかけは？

ーー漫画が好きで、子供の頃よく写し絵をしていました。勉強が苦手だったのでデザイン科のある高校に行きました。そこでデッサンなど参考作品に選んでもらったりすると、好きだし得意なんだと自覚しました。それで美大に行こうと思いましたね。何になりたいとかはイメージしていませんでしたが……。

■タケダさんは猫を描かれていることが多いようですが、猫がお好きなのでしょうか？

ーー猫が多いのは、猫が人気だからです。そして投稿しているイラストのほとんどがオーダーで描かせていただいた作品です。
実は僕は花も、動物も興味はありません。水彩の美しさに魅了されて、自分にしか描けない面白い表現がないかと模索しているだけです。

大きな声で言います。猫は人気だから描く。売れない絵を描くほどの余裕はないです。売れなくてもいい、好き勝手な絵を自由に描く日々を夢見て、今を生きてます。

■透明水彩画でこだわられているところ、注目して欲しいポイントなどありますか？

ーー輪郭の線が繋がっていない部分を必ず作るようにしています。あえて描かずに、見た人に感じてもらうようにしています。描いていないのに見えてくる面白さがあるからです。かわいい表現で描いていますが、見えてくる動物はリアルにしたいので、立体感や光と影は意識して描くようにしています。制作時間は1枚あたり大体10時間前後で仕上げます。

■次はこのような絵を描いてみようなどイメージをひらめかれるのはどのような時ですか？

ーー今はオーダーでペットの動物を可愛くカラフルに描くことが多いので、反動で人工物（車や、飛行機、ロボットなど）や少し暗いテーマ（妖怪など）をイメージしますね。自分らしさを残しつつ全くちがうジャンルは描きたくなります。

image:タケダヒロキ（@takedahiroki）

■透明水彩ということですが、透明水彩というジャンルはあるのでしょうか？

ーー水彩絵の具は、透明水彩と、不透明水彩があります。皆さんが目にしたことがある一般の水彩絵の具の事を正確には透明水彩と言うのです。つまり、ただの水彩絵の具です。

■反響の大きさについて

ーースゴイなぁ〜って他人事のようです笑　中々実感が湧かないのですが、たまにやるインスタLiveでの視聴者数が増えてくれるのが1番嬉しいです。

タケダさんお忙しい中、透明水彩画の制作の裏側を垣間見れるお話をしていただきありがとうございました。

最後に今後描かれたい作品、夢は？と問いかけたところ「人物の顔とか、久々自画像とかも描きたいですね。大きな紙で！
夢は、、、海外の方が『日本のことは詳しくないけど、タケダは知ってる』っていう、日本より有名になることかな。」と語られていたタケダさん。やりたいこと、夢の実現を心から応援しています！今後もタケダさんの作品から目が離せません。

猫といえば、だるまさんがころんだをする猫ちゃんもとんでもない可愛さですよ！

取材協力：タケダヒロキ（@takedahiroki）