七宝焼のイメージを覆す「少女マンガ」のキャラが力作ぞろい！制作者に話を聞いた

・七宝焼ってこんなに細かく作れるものなんですか！？自分が初めて作ったのは、ガラスパーツをちょんちょんと乗っけるだけのものだったので、こんなに絵のようにハッキリ色が分けられる事を初めて知りました……！つやつやキラキラしてとっても素敵です！！

・これは小学館もマークしてくるレベル……。

・僕が知ってる七宝焼と違う……。

・めちゃくちゃ素敵です！

masiki (マシキ)と申します。大学3年の時に授業で初めて七宝焼を知ってから、今日まで約七年ほど自主制作を続けています。カラフルなガラス質が純粋に美しいのと、昔からある技法の割に作家人口が少ないので、何やっても新鮮な気持ちで楽しめるのが七宝焼きの魅力だと思ってます。

「にゃお」シリーズだけで言うと、仕事の合間に一ヶ月くらいかけてチマチマ制作しました。

作品中の文字やパッケージの雰囲気に違和感が出てこないよう、銀線の造形や配置にはこだわりを持っています。

一番悩む難しいポイントもその辺りですね。作品で出てくるキャラクターは全て自分のオリジナルです。なんとなく作ったビジュアルに無理矢理漫画タイトルや、商品名付けてキャラクターに仕立て上げています。

自分の作品中ですと、女児向けなキャラクターを作りたくて考えた「魔法戦士プリズム」は好き…というか色んな作品に使うのに便利で「いつもありがとう」と思ってます笑(※上記の画像が魔法戦士プリズム作品です。)

版権キャラだと「Go!プリンセスプリキュア」箱推ししています。

今後も文字フォントや現代に当たり前に存在しているパッケージ、雑誌の表紙など中心に今の私を取り巻く「かわいい」作っていきたいと思っています。

七宝焼は経年劣化に強く、百年以上経っても見た目が変わらないものが多いので「今可愛いもの」「今ときめくもの」をめいいっぱい作品に出して、未来人に「何だコレ…」と思ってもらえれば本望です。あと、生きてる間に自分の作品や好きな作家作品を展示できるギャラリーを建てるのが夢ですね。

普通にびっくりしました笑バズった画像、特に新しい試みがあった訳でなく、過去に作った作品達ばかりだったので「引き続きこの方向でやってくか」という気持ちが固まりました。RTやいいねして下さった皆様、本当にありがとうございました！

特に七宝焼の存続を背負っている気はなく、純粋に楽しいので制作発表しているのですが、今回有難いことに「七宝焼昔やったけどまたやってみたい！」というコメントを沢山いただいたので、これからも七宝焼の楽しさをアピールして、どんどん制作人口を増やしていきたいです。体験とか色んな場所でできますので、みんなでやってみましょう！