おぼっちゃま君かよ!札束の壁を築き防衛した社長が話題に!

 

恐らく世の中の社長さんたちが恐れているであろう事の中に、会社倒産や従業員の暴動などがあるのではないだろうか。中国のとある不動産開発業を営んでいる社長も、倒産の噂を真に受け怒り狂った従業員たちと対峙しなければならない事態に直面した。しかし、彼の機転の利いた策により、一触即発の事態は無事に回避されたのだ。

「会社が危ないらしいぞ。」どんなに肝の据わった者でも、この一言を耳にした日には、夜も眠れないほど心がかき乱されるのではないだろうか。家や車のローンはどうなる?この年齢で職無しになったら、次に働ける場所がないかも。などなど不安に押し潰されそうそうになるのも無理はない。

中国のとある不動産開発業に就く人々も、自社の経営不振のため、新しいビジネスパーク建設用に農家から買い取った土地の決済が行えないらしいと言う最もらしい噂を耳にして、もしかしたら路頭に迷う生活を余儀なくされるかも、と不安になった。

―一触即発の事態へ

その不安はどんどん大きくなり、やがて会社の舵取りに失敗したらしい社長への大きな怒りへと変わっていった。未決済の土地の元所有者である農家の男性も、その不動産開発業者の下で働く1,000人の従業員と共に、Cheng Hsiao(45)社長に抗議するため彼のオフィスを訪れたのだ。

従業員の一人であるKong Luさん(53)は、「社長が恐れをなして会社のお金で国外逃亡していないかどうかを確かめに行ったんだ。」と述べている。しかしながら、そのオフィスで不安と怒りを抱えた人々が見たものは、驚くべき光景だったのだ。

警備員などのセキュリティー要員が一人もいないオフィスに、彼らが見たものとはなんと札束で築いた壁だったのだ。その札束の壁をまるで自己防衛のための要塞の様に積み上げたその社長は、怒り狂ってやってきた者たちを拍子抜けさせた。

その文字通りの札束の壁は、旧正月前の臨時ボーナスとして従業員に手渡しされ、倒産の噂を真に受けていた人々の誤解を一気に解いたのだった。何はともあれ、誤解を無事に解き自分の身を守る事に成功した社長であったが、彼が後手後手の対応をしていた事がこの様な事態を引き起こしたのかも知れない。

掲載元:http://www.mirror.co.uk/news/weird-news/company-boss-builds-wall-money-5137779
(秒刊ライター:有島ゆうき)

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