Twitter新機能、コミュニティノートによってNHKニュースにもダメージ……「イーロンマスクありがとう!」の声

コミュニティノート

相次ぐ不具合などで、こぞって移転先を探される事態となったTwitter。それでもTwitterに慣れた人からは、今さら変えられないということで不満を持ちつつ使っている人も多そうです。そんな不穏な空気が漂うTwitter界隈だったのですが、新機能「コミュニティノート」が実装されると評価が一変!コミュニティノート最高!有能!という声が広まっています。

多数のユーザーが有能と評する「コミュニティノート」

Twitterの新機能、コミュニティノート。簡単にいうと「ミスリード」を誘うツイートや明らかに事実誤認が含まれるツイートに対して、協力者となるTwitterユーザーが背景情報を追加することです。他のユーザーからの「評価」によって削除されることもあるため、基本的に正しいとみて問題ないでしょう。

コミュニティノートは、Twitterでより正確な情報を入手できるようにすることを目的に作られた機能です。この機能により、誤解を招く可能性があるツイートに、Twitterユーザーが協力して背景情報を提供することができます。

「協力者」の参加条件は以下の通りです。

2023年1月1日以降、Twitterルールへの違反がないこと
Twitterに登録してから6ヶ月以上経過していること
下記の電話番号認証が出来ること

(信頼できる携帯電話会社、他のコミュニティノートアカウントとの関係がない)

引用:Twitterのコミュニティノートについて

具体的にはどんなことが書いてあるの?

これに関しては、実際のツイート見てもらったほうが早いですよね。基本的にコミュニティノートってデマとかミスリードに対応するので、あまり見せられるようなツイートではないのですが……。

先日お亡くなりになった、元阪神タイガースの横田慎太郎さん。彼は2017年2月に脳腫瘍が見つかっています。いうまでもありませんが(コロナ)ワクチンとは無関係で、ミスリードどころのツイートではありません。

その他話題になっているのが、NHKのマイナンバーカードのニュース。タイトルだけ見ると、全国で4割近くが自主返納しているように思えます。しかしこれは全国12の市町の返納者数247人の中で、自主返納者が4割弱(39.3%)だったという、明らかにタイトルでミスリードを狙ったものでした。

その他多いのが政治的なツイートで、一部のジャーナリストの「悪質なデマ」がコミュニティノートによって暴かれるというもの。敢えてここでは取り上げませんが、デマが拡散されるのを防ぐのにコミュニティノートが一役買っているように思えました。

その他「知らないとヤバい」系の、ほぼ役に立たない情報を仲間内でリプ返しあっているようなツイートにもカードが追加されることが多いようです。「イーロン・マスクありがとう!」という声も出始めてきて、衰退濃厚だったTwitterに生き残りの目が出てきたのではないでしょうか。

以前から「有能」だと話題になっているコミュニティノート。一部「デマ」が通じなくなると反対している方々もいるようですが、個人的にはこの機能が「Twitterを救うことになる」のではないかという気がしています。