デフォで「錯視トリックアート」が描かれた常識破りのノート「NOUTO」が凄過ぎる!

まっさらなノートを買ったにもかかわらず、中を見るともうすでにたくさんの書き込みがされていました。使い古しのノートを買ってしまったのかと思いながらもう一度パラパラとページをめくってみました。それでこれが普通のノートではないことに初めて気が付きました。それぞれのページにはちょっとしたイラストが描かれていました。

イラストには仕掛けが隠されていました。

イラストは黒い芯の鉛筆や色鉛筆で描かれています。授業の合間に絵の好きな生徒が描いた落書きかなぁと思わせるようなイラストです。ところがそのイラストは落書きなどではなくものすごい仕掛けをもったイラストだったのです。

虹が立体的に見えますが...。

この虹の絵はノートに書かれているだけです。写真に撮ってしまうと実際よりも立体的に見える度合いが増しますが、確実に平面図形です。ところが、このページを、角度を変えて撮影すると不思議なことが起こります。

虹がページの上に垂直に立っています。

いかがでしょうか。虹はページの上に垂直に立っています。もちろんこの画像は、上でお見せしたページと同一のページです。このノートに描かれているイラストは、カメラを向ける角度を調整することにより、よりリアル感を出して撮影できるように描かれているのです。カメラを向ける角度を変えると虹の傾き方も変わります。

カメラを向ける角度を少し変化させました。

この角度で撮影すると、虹はすこし傾いているように見えます。

ロケットを発射させているイラストです。

この画像はノートの真上から撮影したものです。カメラを向ける角度を変えてこのページを撮影すると...。どのように見えると思いますか。

いかがでしょうか。ロケットがノートから垂直に発車されているように見えませんか。

これは地層のイラストですね。

既に少し立体的に見えていますが、地層の上と下とでは少し幅が違っているようです。しかし、この地層のイラストもカメラを向ける角度を調整して撮影すると...。

地層のイラストは...。

地層のイラストはページ上に垂直に立っています。

このノートの名前は「NOUTO BOOK」です。「NOTE BOOK」ではありません。このノートに収められているイラストは全部で30作品です。どの作品も、「へぇーすごいなぁ。」と思ってしまいます。驚くことにイラストを描いたのは高校2年生のMOZU君でした。株式会社ノウトさんは、MOZU君の作品をまとめて、ノートにしたいと考え、それを実現させたのだそうです。

株式会社ノウトさんの公式ページでは、「NOUTO BOOK」誕生までの経緯が説明されています。

株式会社ノウト公式ページ:http://nouto.co/mozu-nouto/

錯視図形は見るだけでも楽しいのですが、描くことができるともっと楽しいでしょうね。見る人によって個数が変わる立方体の謎! で見ることのできる錯視も楽しいのではないでしょうか。