タイタニック号観光ツアー潜水艇「タイタン号」の操縦コントローラーF710の微妙な欠点とは

タイタニック

1912年、1500名を超える死者を出したタイタニック号沈没事故。1958年と1997年に映画化もされており、特に後者は世界中で空前の大ヒットを記録、タイタニック号沈没事故は誰しもが知る海難事故となりました。先日タイタニック号の残骸を探索するツアーで痛ましい事故が起きましたが、そのツアーで使用されていた「潜水艇」の操縦桿がゲームに使用するコントローラーを改造したものだったことが判明、実際にどんなものだったのでしょうか……。

潜水艇タイタン号、使用されていたのはLogicool製!?

海外のニュースサイトで報じられたのは、大西洋で遭難したタイタン号には2010年に発売された30ドルのロジクール社F710 というゲームコントローラー。一部でプレイステーションのコントローラーという報道もありましたが、写真を見る限り「F710」に改造を施したもので間違いないようです。

参考:Logicool「F710」

F710を実際に使ってみた…ではなく、使っている

実は筆者……F710 を実際に8年間使っているんです。あまりPCゲームで遊ばないため、ほとんど劣化はしていないのですが……気になる点が2つだけ。

1つめの微妙な欠点は、十字キーを斜めに押してしまうこと。シューティングゲームなどでは、思わぬ方向に自機が動いてしまうことも……。

それに比べると、アナログスティックが非常に優秀。十字キーが斜めに入ってしまいやすい欠点が気になる場合は、アナログスティックで動かすように設定変更するのがいいかも。

もう一つの欠点はもう少し後でお伝えするとして、ボタン全般の配置や押し心地に関しては非常に優秀。

振動付き、ワイヤレスで一流メーカーのコントローラーが日本でも3,000円前後(Amazon価格2023年6月24日現在)で買えるのはありがたい限り。ヨドバシカメラでは4000円弱、直販では5,720円となっていますが、徐々に価格が上がっているので高騰する可能性もありますね。

F710の最大の欠点とは……

F710は単三電池2本で稼働、Bluetoothには対応しておらず「USBドングル」での接続となります。そのため、USB非対応の機器とは基本的に接続不可。ただし、これはこの価格帯では当たり前なので「欠点」とはいえないレベル。下の画像を見ていただくとおわかりになるかと思うのですが……。

コントローラーの裏面がラバーコーティングされており、経年劣化でベッタベタになってしまうんですよ。筆者は2015年に購入して、この数年ほどベタベタに悩まされつつ使用しています。無水エタノールを使うことである程度除去出来るらしいのですが、筆者はまだ試していません。

定価でも5,720円と安価なコントローラーにも関わらず、使いやすさと堅牢性はあります。流通しすぎて一時期は1,000円台で買えることもありましたが、さすがに最近はそこまでの投げ売りには出会わなくなっています。しかし、これを潜水艇に利用してしまうとは……ゲームに使う分には高コスパだとは思います。

Logicool「F710 」 サイト直販価格 5,720円(税込)

さすがにPS5のコントローラーには敵いませんが、定価以下で買えるうちに「F710」を保護しておいたほうがいいかも……。

source:Logicool