「宝石石鹸」が空を閉じ込めたような幻想的な美しさ!制作者に話を聞いた

image:透明観測所 宝石石鹸をつくる人(@clearium_lab)

石鹸といえば、白色や薄く色の付いた固形石鹸を思い浮かべる方も少なくないでしょう。手や身体を洗う際、泡立ちと鼻孔をくすぐる香りで何だか気分もさっぱりしますよね。そんな石鹸ですが、Twitterにて、透明観測所 宝石石鹸をつくる人(@clearium_lab)さんがご投稿した「空色の宝石石鹸」が注目を集めています。それは、あまりにも美しく見れば一瞬で心奪われるような美しい空色をした素敵な作品なのです。今回は制作秘話を伺いました。

繊細な色合いの宝石石鹸が見るものを魅了!

幻想的な空色の石鹸の写真が掲載されたツイートを発見しました!透明感のある青色に心癒されますね。この空を石鹸に閉じ込めたかのような世界観の虜になってしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか?もちろん筆者もこの青色の石鹸の虜になった一人です。

一体どのような香りがして、どのように作られているのか?お話を伺いたくなり、制作者に取材依頼をし、お話を伺える事になりました。

制作者さんインタビュー

image:透明観測所 宝石石鹸をつくる人(@clearium_lab)

制作者の透明観測所 宝石石鹸をつくる人(@clearium_lab)さんにお話を伺いました。

■プロフィールを教えてください

ーー石鹸で透明感のある作品をメインに、風景画のような石鹸や食べ物のような石鹸を作っています。石鹸づくりのレッスンやワークショップの活動も行っています。

■宝石石鹸を作り始めたきっかけは?

ーーたまたま本屋で宝石石鹸の本を見つけ、この透明感の正体が石鹸ということに驚き興味を持ちました。本の作者さんのアロマティカラボという石鹸教室に通ったことで、本格的に石鹸作りにハマりました。

image:透明観測所 宝石石鹸をつくる人(@clearium_lab)

■宝石石鹸の魅力とは?

ーー透明感を出したり、フェイクフードのような作品ができたり、表現力の幅広さが好きですね。また、石鹸ということもあり、日常生活に役立つという点も気に入っています。手を洗うのは普段つまらない行為だと思いますが、宝石石鹸だとそれも楽しくなります。

■どのように制作されているのでしょうか?

ーー宝石石鹸は、バレンタインのチョコ作りに似ています。素材を溶かして型にいれ、固めたら完成します。使用道具は、石鹸も実はいくつか種類がありますが、 透明石鹸の代表的な素材はグリセリンソープ(MPソープ)です。その他、香り付けの精油や色材ですね。ナイフや紙コップなど、手に入れやすい道具ばかりで簡単に揃います。

image:透明観測所 宝石石鹸をつくる人(@clearium_lab)

■宝石石鹸を作る際のこだわりは?また、制作時間はどれくらい?

ーーやはり透明感ですね。石鹸が濁らないように、透明感をアップさせるための細かいコツを丁寧に行うと、しっかり仕上がりに反映され、綺麗な色合いが出ます。デザインによって制作時間はマチマチですが、シンプルなデザインなら一時間もかからず作ることもできます。

■宝石石鹸は使用するのが勿体ない程美しいですが、鑑賞用なのでしょうか?また、どのような香りがしますか?

ーーまずは飾って目で楽しみ、そのあと石鹸として実際に使ったりします。香りは精油でお好みの香りをつけることができますよ。私はここ最近、リツェアクベバ(メイチャン)という香りにハマってよく使っています。

■いいねされるなど反響が大きいですが、心境は?

ーー石鹸は白いイメージが強いと思いますので、これが石鹸!?と驚いていただけると、嬉しく思います。石鹸作りの楽しさを色んな方に感じていただけたらと思っていますので、宝石石鹸の魅力を今後も伝えられたなら嬉しいです。

■今後の夢ややりたいことはありますか?

ーー基本的に新潟で活動していますが、他の地域の方でも作ってみたいとお声をいただいているので、色んな地域で手軽に石鹸づくりを体験していただけるようなワークショップを開催できたらと思っています。また、自身の作品としては、いつか美術館の片隅に展示していただけたら最高だななんて夢見ています。

今後も、透明観測所 宝石石鹸をつくる人(@clearium_lab)さんの見ると心躍る色とりどりの素敵な作品をお目にかかれるのを楽しみにしています。夢の実現を応援したいですね。

青色の石鹸も美しくて心癒されますが、色鮮やかな青いお寿司も驚かされますよ!

取材協力:透明観測所 宝石石鹸をつくる人 (@clearium_lab)