数式「9+9÷9+9×9-9」の計算が難しい?正答率は30パーセント!

数式「9+9÷9+9×9-9=」の中に含まれている記号は、+、-、×、÷ の4種類です。どの記号も小学校で習った記号です。使われている数字も「9」が6個だけという、数式としては極々簡単なものです。小学校で習った時には確実にできていたはずの数式なのですが、なぜか社会人となると難しく感じるようになる人が増えてくるらしいのです。あなたはこの数式の正しい答えを出すことができるでしょうか。

足し算、引き算、掛け算、割り算が混ざった式の計算をするときは...。

足し算、引き算、掛け算、割り算が混ざった式の計算のことを四則計算といいます。四則計算では、掛け算と割り算を、足し算や引き算よりも先に計算するという約束があります。

最初の式には、「9÷9」「9×9」という割り算と掛け算の部分があるので、最初にこの部分を計算することになります。

9÷9=1、9×9=81です。

まずこの部分の計算を最初にします。

割り算と掛け算を先にしました。

これで最初の式は迷わず計算することができます。「9+1+81-9」を前から順に計算すると答えが出ます。

このまま計算してももちろん良いのですが、ちょっとだけ工夫をすると簡単に答えを出すことができます。

式の一番後ろにある「-9」を最初にある「9」の後ろに移動しました。

「-9」を移動すると「9-9=0」となるので、この部分は計算しなくても良いということになります。

もちろん実際に数字を移動しなくとも、頭の中で計算してしまえばよいことなのですけどね...。

これで、「9+9÷9+9×9-9=」の答えが出ましたね。

答えです。

「9+9÷9+9×9-9=」の答えは「82」でした。

「9+9÷9+9×9-9=」の答えが「90」となった人はいませんか。四則計算の約束を忘れてしまって前から順に計算すると、「90」という答えが出てきます。

前から順に計算すると、9+9÷9+9×9-9=18÷9+9×9-9=2+9×9-9=11×9-9=99--9=90 となってしまいます。

簡単に見えるけれども意外と難しいという数式問題は、「パズルの記事」一覧 の中もあります。