「戦艦大和」最期のシーンを再現したジオラマが大迫力!制作者に話を聞いた

image:きら工房(@kira_kobo)

「戦艦大和」は当時、最高レベルの機能を兼ね備えていた世界最大最強の戦艦でした。ところが、1945年4月7日に日本海軍の戦艦大和が、多数の米軍艦載機による攻撃を受けて、鹿児島県の坊岬沖で撃沈し多くの命が奪われてしまいました。そんな戦艦大和ですがTwitterにて、きら工房(@kira_kobo)さんがご投稿した「戦艦大和」の最後の姿をイメージして制作した、ジオラマ作品が話題を集めています。戦艦大和の最期の姿のジオラマは圧巻で、魂が揺さぶられるほどです。

戦艦大和の最期をイメージしたジオラマがすごい!

「戦艦大和の最期」一億総特攻の先駆けとなり、散っていった世界最大最強の戦艦の最期の姿を制作したという迫力満点で、大スケールのジオラマのツイートを発見しました!細かい部分まで制作者のこだわりが詰まっている作品ですね。

ツイートのリプ欄には、リアルさや臨場感のある作品に心を鷲掴みにされる人が続出し、注目を集めています。

・戦争の悲惨さが生々しく伝わります…。 カッコいいだけではいけない、忘れてはいけない現実ですね!

・完成おめでとうございます! 凄すぎて本当に1/700なのかと疑ってしまいます……

・悲劇的ですが、素晴らしい作り込みと臨場感によって唯一と言っていい撃沈時の精密ジオラマになりましたね。

・対空砲などに血が着いてるところとかリアル過ぎる……!

制作者さんインタビュー

image:きら工房(@kira_kobo)

きら工房(@kira_kobo)

■ジオラマを始めたきっかけを教えてください。

昔から工作など何か物を作ることが好きで、映画や写真などで「このシーン作ってみたい!」っていう気持ちから制作を始めました。今までの制作してきた作品は、1/700の軍艦ですと「坊ノ岬沖海戦の戦艦大和」、「レイテ沖海戦の戦艦武蔵」、「呉空襲後の戦艦伊勢」、「呉空襲後の戦艦日向」 他には1/700スケールの指先サイズの小さな航空機を使ったジオラマ等をよく作っています。

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■制作時間や制作の際にこだわられたところ、難しかったところなど教えてください。

こちらの大和は、コンテストに出した作品でしてコンテストまで残り1ヶ月と1週間というところから急いで制作しました。コンテスト後、血痕表現の塗装などをを追加しております。こだわった点はやはり爆弾や魚雷が当たった際にできるダメージ加工ですね!

 

映画「男たちの大和」「アルキメデスの大戦」や 本「戦艦武蔵のさいご」、乗組員の証言等を参考にしてより雰囲気を出しました。難しかった点は1/700スケールという小さなスケールですので、どうしても大きなスケール感を出すのが難しいかったところですね。

image:きら工房(@kira_kobo)

■完成した時、どんなお気持ちでしたか?

いつもジオラマを制作する際には、作業前に完成図をハッキリ、イメージを完成させてから作業に入るのですが、そのイメージ通りに仕上げることができてよかったです。

image:きら工房(@kira_kobo)

■いいねやRTされるなど大きな反響がありますが、今の心境は?

私の作った作品を多くの人に見ていただこることができて、素直に嬉しいです。また、作品をあえて戦争のリアルを少しでもわかってもらえるように血痕塗装などTwitterに上げられる限界くらいの表現までを再現しているので、この作品を見た方々が「戦艦の恐ろしさが伝わる」などのコメントを貰えて嬉しかったです。

きら工房さんお忙しい中、お話していただきありがとうございました。

インタビューの最後に今後の夢や制作したいものは?というご質問をしたところ「私の作品を見た人が、戦争について少しでも何かを感じてもらえるような心を動かされるような作品を作っていけたらいいなと思います。」と語られていたきら工房さん。

一日も早くこの世界から戦争がなくなり、心穏やかで平和な世界が訪れることを願いたいですね。

今後も見る者の魂を揺さぶるような力作が拝めるのを心待ちにしております。

ジオラマといえば、ガンダム「水星の魔女」のワインシーンを再現したジオラマも目を見張るほどの作品ですよ!

取材協力:きら工房(@kira_kobo