連日大きな盛り上がりを見せているラグビーワールドカップ日本大会。グループリーグ突破がかかった重要な一戦は日本代表が僅差で勝利を収めましたが、試合前に「台風の影響で試合を中止したら提訴する」と語っていたスコットランド代表に対してラグビーファンから皮肉の声が寄せられています。
国内外から辛辣な声が
やはり大型台風での中止検討に対し「提訴」「訴える」といったラグビーのノーサイド精神からかけ離れた言葉にファンは敏感に反応しているようです。しかしながらスコットランド側のこうした発言により、世紀の大一番がより大きな盛り上がりを見せたともいえるでしょう。
前日本代表ヘッドコーチも苦言
前回のワールドカップで南アフリカを相手にジャイアントキリングを達成し日本代表躍進の礎を築いた、現イングランド代表エディー・ジョーンズヘッドコーチも今回の騒動に「責めるべきは自分たち」との苦言を呈しております。
試合が終わればノーサイドの精神
今回の騒動は選手ではなく、スコットランドラグビー協会の発言によるものです。スコットランド代表選手たちはグループリーグ敗退が決まった直後にも関わらず、日本式の「お辞儀」でファンに挨拶してくれていました。
台風19号の影響で甚大な被害に遭った釜石市でボランティア活動をするカナダ代表も話題になっていますが、熱い試合と紳士な振る舞いを見せてくれたスコットランド代表の選手には拍手を送りたい気持ちです。
画像掲載元:写真AC