元祖粉末タイプの龍角散、気になる使用感やのど飴との違いを確かめてみた

image:秒刊SUNDAY

「龍角散」と聞くと、ほとんどの人はのど飴を思い浮かべるでしょう。コンビニなどで手軽に買うことのできるのど飴の定番として、すっかり私たちの生活に馴染んでいます。そんな龍角散ですが、元々は粉末タイプが主流でした。そこで気になる粉末タイプの使用感や、のど飴との違いを確かめてみました。

粉末タイプの龍角散

のどに違和感があるときには、龍角散に頼るところでしょう。しかし、龍角散といっても今回話題なっているのは、粉末タイプの龍角散です。

これは医薬品なので、ドラッグストアに行かない限りほぼ見かけることはないでしょう。医薬品だけあって、のど飴よりも効果は抜群のようです。

龍角散の歴史

  • 江戸中期龍角散は秋田藩(藩主佐竹侯)の家伝薬として伝えられてきた。
  • 江戸末期藤井正亭治が改良を加え、『龍角散』の名がつけられる。
  • 明治4年東京神田で創業。
  • 明治26年初代藤井得三郎が微粉末状の製剤を完成。

引用:https://www.ryukakusan.co.jp/company#company_01

龍角散のルーツは、江戸まで遡ります。元々は家伝薬として伝えられてきた龍角散は、明治には微粉末状の製剤となり、平成には医薬品として販売され始めます。

粉末の医薬品として馴染んだ龍角散は、その後の企業努力により平成23年に「龍角散ののどすっきり飴」として販売されます。定番となったのど飴も、まだまだ最近の話だったんですね。

粉末タイプの龍角散を買ってみた

image:秒刊SUNDAY

ドラッグストアで龍角散を購入してきました。店員さんに聞くと、すぐに龍角散の場所がわかりました。即答できるほど、ドラッグストアでは定番なことがわかります。パッケージは飴よりもシブいですね。歴史を感じるデザインです。

image:秒刊SUNDAY

中には銀色の缶が入っていました。中身が無くなったあとは、小物入れにすれば誰とも被らないものになりそうです。

image:秒刊SUNDAY

大人は山盛り一杯を服用するようです。味は飴のような甘さはなく美味しいとは言えませんが、龍角散っぽい独特な風味があります。

龍角散ののどすっきり飴と比べてみた

image:秒刊SUNDAY

せっかくなので、龍角散ののどすっきり飴と比べてみます。

image:秒刊SUNDAY

見た目はさすがに全然違いますね。お菓子なので、甘さがある分段違いで美味しいです。ハーブ系の風味もあるので、薬の方とは全然違う味わいです。

image:秒刊SUNDAY

成分を比べるとその違いは明らかです。ほとんど共通している部分はないですが、独特の風味に近いものを感じるのは、恐らく香料からきているのかもしれません。

皆さんも喉に違和感があるときには、粉末の龍角散を飲んでみてはいかがでしょうか。

飴といえば、サクマいちごみるくvsアメハマいちごミルク、どちらが美味いか実物を用意して比べてみました。

source:株式会社龍角散