このところ夏=猛暑、クソ暑くつて異常気象という印象が強かったのですが、最近7月なのに割と涼しい日々が続いております。いやいや、本来であればこれが一般的!と言いたいところですが、実は本当に涼しいのかもしれません。気象庁が出している今年の8月までの気温予想は平均より寒いという予想がされており、これはほぼ日本全土になります。
朝日新聞も冷夏と報道
そもそも「冷夏」とはどういうものでしょうか。気象庁によりますと、気象庁の「3階級表現」で6月〜8月の平均気温が「低い」に該当した場合の夏をいうということで、現在のところ「低い」という予測がされているため、冷夏になる可能性が極めて高いわけです。
原理としてはエルニーニョ現象が発生すると、太平洋高気圧が張り出せず結果的に気温が低くなるようですが、この状況は20日ぐらいまでは継続され、それ以降は平年並みということです。
つまるところ、夏というくくりにすれば7月は冷夏・8月は平年並みということで、若干涼しい夏になりそうではあります。
画像参考:気象庁
https://www.jma.go.jp/jp/longfcst/
ネットでは冷夏を歓迎するも・・・
そんな中、毎年猛暑に苦しめられていたこの夏が、涼しく過ごせるということで、ネットでは歓迎ムードが高まっております。
ただし、冷夏の影響で農作物の不作や、夏商戦に向けた家電の影響も予測され、業者にとって冷夏はあまり歓迎できない状況ではあります。
ちなみに、1993年には米が不作となり「タイ米」などの輸入が話題となりました。
ここのところ猛暑に苦しめられていただけに、久々の冷夏は心地よい一方、その反動が来年に来るのではないかと思うと早くも東京オリンピックの2020年夏が憂鬱でなりません。
画像参考:気象庁