ネット上の猛者たちが続々と能登入り……石川県「個人からの義援物資は、受け付けていません」

能登半島

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現在も安否不明者が増え続けている、令和6年能登半島地震。日を追うごとに被災者は疲弊してくため、早急な援助が必要な状態となっています。そんな中、いわゆるネット上では有名な方々が石川県に向かい、一部は「金が無い」との信じられない理由で寄付まで募って「迷惑行為」をしている状態です。

馳浩石川県知事「3連休、能登への移動は控えて」

石川県知事の馳浩さんは、再三「個人のボランティアは受け付けておりません」「三連休について、能登への不要不急の移動はくれぐれも控えてください。」と発信されております。当然能登に「迷惑」をかけにいっている連中にも、このことは伝わっているはず……。

石川県のホームページでも、お願いが出ております。つまり、現在能登半島にボランティアといって入り込む輩は「迷惑行為」や「偽善者」ということになります。

 【石川県からのお願い】

三連休のため、多くの人が移動されることが予想されます。

能登方面への不要不急の移動は控えて!
義援物資は持ち込む前にご連絡を!
※個人からの義援物資は、受け付けていません。
人命救助、物資支援の優先のため、何卒ご理解・ご協力お願いいたします。

東日本大震災の被災者である筆者からもハッキリと伝えましょう。「被災時に余計なことしてくる売名野郎と偽善者、邪魔だから何もせずにとっとと帰れ」

参考:石川県緊急時トップページ

せめて、少しでも考えて動いてくれれば……

他人の不幸をネタにして名声を得ようとしている偽善者どもが、能登半島で大量に湧いています。その中でも、下記のようなまともな意見を持った方もいらっしゃるのは本当に救いです。

ちなみにその中「政治パフォーマンス」でお忙しい方は、筆者が被災した東日本大震災の際に「国会議員に出す弁当はベクれている」「超濃厚度汚染地域、福島東北にお住いの皆様」などと被災者や被災地域を侮辱し海外に逃げようとし、最近では処理水を汚染水と呼び風評加害を繰り広げたことは絶対に忘れません。

クソみたいな有名人が、自身を売り込むチャンスとみて被災者や石川県に迷惑をかけている状態。そんな中、過去に炎上を繰り返した立派な青年になった「ゆたぼん」さんは、兄妹で話し合ってゆたぼんさん自身から妹さんたちにあげた「お年玉」から寄付をするとか……素晴らしい!これを見ても何も感じないヤツら、恥を知れ。

どう考えても現状で能登半島に乗り込むのは迷惑行為なのですが、そういった迷惑行為を「善」としてしまうヤバすぎる人種が一定数いるのも事実。なんかよくわからない「陰謀論」を、唾飛ばしながら押し付ける人と被るのはなぜでしょうか。

とにかく今は被災者の方の無事と、少しでも早く日常を取り戻す施策をすることが重要。筆者も3.11で経験しましたが、被災者の1日は尋常ではないほど長く辛いものです……そんな中、野次馬と己の利権のために無駄に被災地入りするなど言語道断。

PayPayで移動費の寄付を募ってしまうような「アンチは黙れ」とか言っちゃう連中には、どうせ馬の耳に念仏でしょうけどね。「災害」を利用して政権批判する連中もいれば、今回のように邪魔をするだけのヤツらも……本当に開いた口が塞がりません。