新宿メトロ食堂街が閉館、ポツンと残った万世麺店がいつまで営業を続けるのか聞いてみた

image:秒刊SUNDAY

新宿西口のオアシス、メトロ食堂街が9月30日をもって54年の営業を終了しました。新宿西口の再開発に伴っての閉館だと思われますが、実は閉館した9月30日以降も3店舗だけ営業を続けております。その中で筆者が特に足を運んでいたのが「排骨(パーコー)拉麺」でおなじみの万世麺店。はたして閉館したメトロ食堂街跡でこのまま営業を続けることはできるのか、実際に足を運んでみました。

54年の歴史、メトロ食堂街

新宿西口で古くから続いているメトロ食堂街。タカノフルーツパーラーや新宿つな八など、名高い店舗が軒を連ねていたのですが惜しまれつつ2020年9月30日で閉館となりました。そんな中「永坂更科 布屋太兵衛」「肉の万世」「万世麺店」の3店舗のみが営業を続けているのです。

image:秒刊SUNDAY

万世のカツサンドを販売していた店舗は閉店してしまったため、現在は「肉の万世」の店内で販売しているようです。

image:秒刊SUNDAY

以前はこの場所でカツサンドを店頭販売していました。筆者もお土産によく買っていたものです。

image:秒刊SUNDAY

たくさんのお店が並んでいた場所もご覧の通り。

image:秒刊SUNDAY

再開発のためとはいえ、寂しく感じますね・・・

image:秒刊SUNDAY

そしていちばん悲しかったのが、手作りフルーツジュースを販売していた「愛和食品」がなくなってしまったこと。

image:秒刊SUNDAY

何回訪れたかわからないほど来ていました。とにかく安くて量が多くて美味しかったんですよ。特にあんずヨーグルトは何度飲んだことか・・・下記は2年ほど前の写真ですが、店頭には常に人だかりが出来ていました。

image:秒刊SUNDAY

お目当ての万世麺店へ!

愛和食品さんと同じくらい訪れていたのが、こちらの万世麺店。カラッと揚がったパーコーを乗せた「排骨拉麺」でおなじみの店舗です。

image:秒刊SUNDAY

店の外で食券を買ってから店内に入るシステム。

image:秒刊SUNDAY

ここで「排骨拉麺」は絶対に外せません!今回ももちろん注文!

image:秒刊SUNDAY

お店に入っていつもの威勢のいい掛け声のおばちゃんに食券を渡すと、いつものクーポン券をテーブルに置いてくれます。こちらはラーメン1食で1枚もらえて、集めた枚数によってトッピングやラーメンをいただけるというもの。有効期限が12月31日までになっているので、最低でも年内は営業されるのでしょうか。

image:秒刊SUNDAY

店はいつものように大繁盛で忙しそうだったのですが、合間をみて少しだけ店員さんにお話を聞いてもらいました。その答えがこちら。

「自らお店を閉めるつもりはないよね」

「来年くらいまでは営業出来るかも」

「ここに愛着があるから寂しいね」

「ここがなくなっても、他にも店舗があるから来てね」とにっこり笑った店員さん。この店が常に繁盛している理由が美味しいからだけではないことがよーくわかりました。と思っている間に「排骨拉麺」がやってきましたよ。幾度となく食べている思い出の味、いただきます。

image:秒刊SUNDAY

面は中太ストレート、スープはスタンダード過ぎるくらいスタンダードな醤油味。これがウマいんだ。

image:秒刊SUNDAY

どこにでもありそうだけど本当にウマいスープがカリッカリのパーコーに染み込むと、ジューシーでありえないくらい美味しくなるんです。パーコーが入ることでスープの味も格段に美味しくなって、相乗効果で全てが最高の「排骨拉麺」が出来上がるんです!

image:秒刊SUNDAY

とうわけで、あっという間に完食!何度食べても最高という言葉しか出てこない・・・最高!ごちそうさまでした。

image:秒刊SUNDAY

お忙しいところお話しをしてくださった店員さんに感謝。「万世麺店」は他に3店舗あり、仮にここが閉店してしまっても「排骨拉麺」を味わうことは可能です。でも、ここの場所でしか味わえない思い出があるんです、メトロ食堂街でしか味わえない何かがあるんですよ。

現在田舎暮らしの筆者は、あと何回この場所で食べることが出来るのでしょうか。またすぐここに来ますので、いつもの「排骨拉麺」をよろしくお願いします!

そう思っていると、無性にラーメンが食べたくなってきました。そんな時はラーメンの画像でもみてガマンしよう・・・完全に逆効果!ラーメンを食べてはいけない時間にこの記事を見ている人は、絶対に画像を見ないで!見たらヤバいことになるからね!

参考:メトロ食堂街ホームページ

画像掲載元:SS.ナオキ