メルカリに鬼才現る、巧妙な転売潰しに天才の発想だと称賛集まる

image:秒刊SUNDAY

フリマアプリやオークションサイトで問題視されている存在が転売ヤーによる転売行為です。Switchをはじめとする人気ゲーム機からマスク、アルコール、果てはうがい薬のイソジンまで転売のターゲットとなり大きな問題となりました。最近ではユーザー間による注意喚起も見られますが、画期的な発想で転売を抑止しようとするある出品が話題になっています。

定価より遥かに高額な出品が話題に

話題になったのは、メルカリ内でのある出品です。

転売は利益を出すことが目的ですから、人気商品を買い占め定価以上で売りさばくのがセオリーではありますが、この出品には驚いた人も多いのではないでしょうか。

話題になっているのはこちらの出品です。

カメラ関連は非常に高額で取引されている商品の一つです。店舗での販売価格(税込7,980円)をデカデカと載せ、そのうえで定価より遥かに高額な金額(49,800円)で出品しています。

いくら人気のある商品でも難しい販売価格です。また、不利な情報である店舗の販売価格を載せるのも解せません。出品者の意図はどこにあるのでしょうか。

「どういう目的?」出品者の意図は

この一見すると無茶な転売に見える出品、どのような意図で行っているのかネット上でも困惑の声が見られます。

SNS上では「買い物代行サービス?」「ネタとしか思えない」「転売なら無理がありすぎる」「似た型式の製品との間違いを狙っているのかな」などさまざまな推測がされます。

しかし、これはどうやら巧妙な転売潰しであることが明らかになっていきます。

「巧妙な転売潰しでは。関連商品にこれが表示されるので同一商品の転売は難しくなります。現に同一商品の出品価格に変化が起きているように見えます」「確かにこれなら金額でソートしても目立つし、転売屋からの嫌がらせも防げる」など、鋭い考察が。

確かにそう考えると、値札のポップを載せた出品画像や不自然な出品金額にも合点がいきます。これは利益を出すための転売行為ではなく、画期的な転売潰しであると考えるのが妥当です。

巧妙な転売潰しに「頭良すぎる」称賛の声

この出品目的に対して「頭良すぎて震える」「そんな発想よく思いつくな」「絶対にあのサムネが残り続けるから大きな効果がありそう」など称賛の声が寄せられています。

また、関連したコメントで「結局運営は本腰入れての対応はしないから、利用者が工夫するしかない」といったものも印象的です。これまでの経緯からフリマアプリの運営に対するユーザーからの信頼は失われつつあるのかもしれません。

現在はPS5に注目が集まることで、Switchの転売は収束しはじめているようですが、こうした利用者の工夫で防止するのも一つの方法かもしれません。