圧巻「まち針で編む小さい靴下」が可愛すぎ!制作者に話を聞いた

image:アサ ちっちゃい編み物(@wUhZ8dcag44d87l)

編み物といえば、毛糸で編まれたセーターや手袋、マフラーなど思い浮かべる方も少なくないでしょう。そんな編み物の想像を覆す作品をTwitterで発見しました。それは、アサ(@wUhZ8dcag44d87l)さんがご投稿した「まち針で編んだ小さな靴下」です。網目が細かすぎて、虫眼鏡を覗き込みながら編まれた制作者渾身の作品で、大きな反響を呼んでいます。今回は制作秘話を伺いました。

まち針で編んだ小さな靴下がスゴイ!

「まち針で小さい靴下を編みました」という一言と共に、作品の写真が掲載されたツイートを発見しました!まち針で編まれた網目の細かさと美しい仕上がりに魅了されますね。

ツイートのリプ欄には、精巧なつくりに驚きと、クオリティーの高い作品を作りだす技術に尊敬の声が続々と寄せられ、注目を集めています。

・すごい。見惚れるとはこのこと…!尊敬します。

・凄くて可愛い!

・ちょっとだけ子猫に履かせてみたい……。

・まち針で編んじゃうなんて考えもしなかったです!

制作者さんインタビュー

image:アサ ちっちゃい編み物(@wUhZ8dcag44d87l)

制作者のアサ ちっちゃい編み物(@wUhZ8dcag44d87l)さん(以下、アサさん)にお話を伺いました。

■小さい編み物を制作されるようになったきっかけは?

ーー私の実家がメリヤス屋で、子供の頃からセーターの裁断クズを解いていろいろな物を編んでいました。普段は小さい編みぐるみを作ることが多いのですが、特に大きさにはこだわっているわけではなく、普通サイズの物も作ったりしています。父から使わないミシン糸を大量にもらったので、ミシンでは使い切れないと思い編むことにしました。

■まち針で靴下を編まれていることに驚きましたが、大変な作業だったのでは?

ーー編み棒についてですが、楊枝では糸が引っかかって編めなかったのと、竹ひごだと太過ぎたからまち針にしました。靴下を編んだのは、最近SNSで編んでいる人が多かったのと、自分は一度も編んだことがなく興味があったので編むことにしました。

image:アサ ちっちゃい編み物(@wUhZ8dcag44d87l)

■作品作りの際、特に大変だったところは?また、完成した時のお気持ちを教えてください

ーー大変だったのは、編み目が見えないので虫メガネを使いながら編んだことです。制作時間は仕事が終わってから、ちびちびと編んでいたので1週間くらいかかりましたね。完成した時はようやく終わったと目が疲れました。もう片方も時間がある時に編みたいと思っています。

■いいねやRTされたりと反響がありますが、今の心境は?

ーーSNSでの皆様の反響は、普段から色々な物を編んでいるので、面白いコメントの方もいたり、いつもコメントをくださるお馴染みの方がいたり、とても楽しくてありがたい限りです。また皆さんの目に留まるような作品を編んで、多くの方に見ていただきたいです。

最後に、今後制作されたいものは?というご質問を、アサさんにさせていただいたところ「今、制作したいと考えているのは、かぎ針編みで編んだ土台に、刺繍を入れた名刺や名刺ケース、指輪やネックレスを編みたいと思っています。」と語られていました。

アサさんの作品の数々は、Twitter(@wUhZ8dcag44d87l)でもご覧いただけます。あっと驚くような小さな編み物の世界に引き込まれ、感動してしまいます。アサさんの織り成す圧巻の作品をいつか間近で見てみたいものですね。

猫鍋も可愛いですが、鳥獣戯画のようなしなやかな動きの猫さんも最高ですよ!

取材協力:アサ ちっちゃい編み物(@wUhZ8dcag44d87l