きなこ棒「当たり法則」の噂、実際に「棒きなこ当」を1箱買って試してみた

きなこ棒

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駄菓子屋さんの数は減る一方ですが、それでも老若男女みんな大好きな駄菓子。最近ではスーパーやコンビニに駄菓子コーナーが出来るなど、販売方法を変えながら生き残っているようです。そんな駄菓子界の重鎮「棒きなこ当(通称:きなこ棒)」に、当たりの法則があるという噂があるので、実際に調べてみることにしました。

「きなこ棒」噂の当たりの法則とは?

当たり付きの駄菓子は数あれど、きなこ棒の「当たり」は、爪楊枝の先が赤く塗られていれば「当たり」という実にシンプルなもの。

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人気番組「10万円でできるかな」でも以下のように検証していたのですが、あまり深くは掘り下げていませんでした。

・きなこ棒が曲がっているもの→当たり?
・爪楊枝が短いもの=深く刺さってるもの→当たり?
・きなこ棒が短いもの→当たり?
・どれにも属さないもの→はずれ?

そんなわけで、きなこ棒を一箱(45本)使って検証してみることに。まずは「当たりの法則」と噂されているモノを抜き出したのですが、曲がっているものも、わずかに2本。きなこ棒が短いものが15本、爪楊枝が深く刺さっているようなものは1本も見受けられませんでした。

・きなこ棒が曲がっているもの 2本
・爪楊枝が短いもの=深く刺さってるもの 0本
・きなこ棒が短いもの 15本
・どれにも属さないもの 28本

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最初に、曲がっているきなこ棒からいただきます!・・・2本ともハズレ。

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きなこ棒が短いものは、15本中5本目で最初の当たりが!ただし、その後はすべてハズレ。

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残りは、どれにも当てはまらない普通のきなこ棒を・・・一気に食べるのは無理なので、爪楊枝だけ抜いていきます。まあ既にこの中に4本の当たりが入っていることはわかっているわけですが。

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あとはきなこ棒を爪楊枝から抜くだけの簡単なお仕事・・・

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これにて爪楊枝抜き、完了です!久しぶりのきなこ棒は美味しいのですが、口内の水分を持っていかれますね。

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結論:当たりの法則は存在しなかった

45本中5本が当たりなので、期待値は1/9(11.1%)となります。それを踏まえて1箱見てみると・・・うん、これは法則は無しといって問題ないでしょう。そもそもきなこ棒が曲がっているとか、中身が固定されていないので輸送状態によりますもんね。

・きなこ棒が曲がっているもの 0/2本(0%)
・爪楊枝が短いもの=深く刺さってるもの 0本
・きなこ棒が短いもの 1/15本(6.7%)
・どれにも属さないもの 4/28本(14.2%)

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子どもの頃を思い出しながら楽しく検証することが出来ましたが、残念ながら法則は実証ならず。きなこ棒に限ったことではないのですが、当たり付きは「運」を楽しむのが醍醐味だと思うんですよね。購入される際はお店に迷惑がかからないようにお願い致します。

きなこ棒と並び駄菓子の定番と呼べる10円ゼリー。凍らせるとかなり美味しいらしいので、この季節にはうってつけかも。

画像掲載元:SS.ナオキ