「木彫りのアジのお刺身」がリアル過ぎて驚愕!制作者に話を聞いた

image:川崎 誠二(@sawsnht)

鯵(アジ)の語源は、ただ単に味が美味しいということからアジという名前になったそうです。アジは焼いても美味しいですが、お刺身も絶品ですよね。そんなアジですがTwitterにて、川崎 誠二(@sawsnht)さんがご投稿した「木彫りのアジのお刺身」が話題を集めています。それは、凝視しても本物と区別がつかない程リアルで、圧巻の完成度なのです。今回は、制作者の川崎さんに制作秘話を伺いました。

これは騙される!木彫りのアジのお刺身はどれだ!?

木彫りで出来たアジのお刺身だとは信じ難いツイートを発見しました!本物のアジのお刺身の中に一切れ混ざっていますが、質感、色合い、形状どれをとっても新鮮なアジのお刺身にしか見えません。この作品は、作者のこだわりが詰まっていて、圧巻の技術力の高さに目と心を奪われてしまいますね。

ツイートのリプ欄には、本物にしか見えないといった驚きの声、クオリティーの高さに絶賛の声が続々と寄せられ、盛り上がりをみせています。

・これはかじってしまいそう……。

・こ……これ木なんですか?居酒屋で出てきたら間違いなく食べます!

・ほんものにしか見えないです!しめさばとかも見てみたい。

・もうどれが木彫りか本物か分かりません。

制作者さんインタビュー

image:川崎 誠二(@sawsnht)

制作者の川崎 誠二(@sawsnht)さんは、木彫り作家。川崎さんの作品が、可愛らしいどうぶつの木彫りがカプセルトイになったり、

普段は木彫り教室も開かれていらっしゃいます。川崎さんに、木彫りのアジのお刺身作品についてお話を伺いました。

※より詳しいプロフィールはこちら

■木彫り作品を制作されるようになったきっかけは?

ーー2014年に中1の姪の夏休みの工作で作っていた「木の食パン」の作りかけを勝手に手伝い、仕上げてツイートしたところ、バズってそれからはじめました。

■美味しそうなアジのお刺身ですが、作ろうと思われたきっかけは?

ーーパンや野菜、煮干し、お菓子などを作っていたので、次に生の魚にも挑戦しました。私の地元は静岡県で、駿河湾もあり漁港も多く、大小合わせて49箇所もあります。静岡は海の幸の宝庫なので、地元に関連したものを作ろうという意図もあります。

image:川崎 誠二(@sawsnht)

■お刺身の材料は何の木を使われていますか? また制作でこだわられた点なども教えてください。

ーー木は、シナノキです。銀皮の質感や身の感じはこだわっています。難しかったのは透け感をだすことです。

■いいねやRTされるなど、大きな反響がありますが、 どのような心境でしょうか?

ーー数年前に作った作品なのですが、興味を持ってもらえて嬉しいです。沢山の反応やコメントなどもありがとうございます。

9月に木彫りの作り方の本を出版予定

■どのように木彫り作品は作られているのでしょうか?

ーー実は上記のツイートに記載させていただいた通り、木彫りの作り方本『川崎誠二のちいさな木彫り』がナツメ社より 9月9日に出版予定です。この本では、ごく簡単ものからかわいい動物、そしてそっくり食べ物まで載っているので、多くの方々に手に取ってもらえると嬉しいです。

本に作り方の載っている食べ物の木彫りは ミニチュアのフランスパン、アンパン、寿司、きのこなど 超そっくりのポテチ、えだまめ、にぼし です。

川崎さん、お忙しい中木彫りの興味深いお話をしていただきありがとうございました。

川崎さんの作り方本には、木彫り作品の魅力がギュッと詰まった素敵な作品ばかり掲載されておりますので、ご興味のある方はぜひご覧ください。川崎さんの木彫り作品は眺めているだけでも楽しく、ワクワクします!今後のご活躍にも注目していきたいですね。

リアルといえば、海面も動くジオラマ作品も迫力満点で魅了されますよ。

Source:川崎 誠二(@sawsnht