「撓雪」は何と読む?読めたら天才!雪の名前の難読漢字5選

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寒の入りとともに寒さがつのる時期ですね。日本列島でも積雪や降雪している地域もありますが、純白の雪景色は美しく眺めているだけで心が洗われるようです。そんな雪ですが、今回は「細雪(ささめゆき)」「牡丹雪(ぼたんゆき)」「粉雪(こなゆき)」のような雪の名前の難読漢字をヒント付きのクイズ形式で出題いたします。ぜひ、全問正解を目指して楽しみながらチャレンジしてくださいね。

【1】撓雪

「撓雪」は何と読む?

【ヒント】撓雪とは、降り積もって木や枝をたゆませる雪のことをいいます。し〇〇ゆき。「し」から始まる5文字の言葉ですよ。

答え:撓雪→しおりゆき

また撓雪の「撓」という字は送り仮名を付けると「撓める(いためる)・(たわめる)」「撓ける(くじける)」「撓(しおり)」「撓う(しなう)」「撓る(しわる)」「撓める(ためる)」「撓む(たわむ)」「撓れる(みだれる)」と読みます。

【2】頽雪

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「頽雪」は何と読む?

【ヒント】頽雪は、くずれ落ちる雪・なだれのことをさします。た〇せつ。「た」から始まる4文字の言葉です。

答え:頽雪→たいせつ

頽雪の「頽」という字は、送り仮名をつけると「頽れる(くずおれる)・(くずれる)」と読みます。この頽れるは、くずれるように倒れたり、座り込んだりすること・体力が衰える・気がくじける・気が弱るという意味がありますよ。

【3】驟雪

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「驟雪」は何と読む?

【ヒント】驟雪は対流性の雲か急に降り始め、まもなく降りやむ雪。にわか雪ともいい、降り方の強さも急激に変化する雪のことです。し〇〇せつ。「し」から始まる5文字の言葉といえば?

答え:驟雪→しゅうせつ

驟雪の「驟」は送り仮名を変えると「驟(しばしば)」「驟か(にわか)」「驟る(はしる)」「驟い(はやい)」と読みます。あわせて覚えておきたいですね。

【4】涅槃雪

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「涅槃雪」は何と読む?

【ヒント】涅槃雪は、陰暦二月一五日の涅槃会前後に降る雪のことです。涅槃雪は3月の季語なのだそうですよ。

答え:涅槃雪→ねはんゆき

お釈迦様がなくなることを「涅槃(ねはん)」といいます。また、名残雪(なごりゆき)がありますが、春を迎えようとしている頃に、冬の名残を惜しむように降る雪のこと。涅槃雪と名残雪はほぼ同じ意味のようですよ。

【5】衾雪

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「衾雪」は何と読む?

【ヒント】衾雪は、一面に白く降り積もった雪・降ってくる雪片がひじょうに大きい雪のことをさします。

答え:衾雪→ふすまゆき

また、衾雪の「衾」は(ふすま)の他に(よぎ)とも読みますよ。「衾」という漢字が入る四字熟語には「扇枕温衾(せんちんおんきん)」があります。意味は両親を大切にすることです。夏は親の枕元で、扇で扇いで涼しくして、冬は自分の体温で親の布団を温めて、親が過ごしやすいようにするということから、このような意味があるようです。

今回は、雪の名前の難読漢字をご紹介いたしました。今まで聞いたことがない雪の名前もあったのではないでしょうか?ぜひ、知識として身に付けておきたいものです。

雪といえば、雪ぐ←は何と読む?知っておいて損はありませんよ!

Source:漢字辞典オンラインコトバンク