リボ払いを体感するため乾電池をリボ払いしたという話が超恐ろしいと話題に

最近では、むしろキャッシュレス決済などに少しずつシェアを押されている感もありますが、やはりクレジットカードは今でも生活の中でかなり重要なポジションを締めています。ちなみに筆者は持ってません。滅茶苦茶不便を感じます。何故持っていないかというと、以前リボ払いで失敗をしたから。今回は筆者のしくじりを皆さんに回避していただくための記事となっております。タメになる!

カード会社がすすめるリボ払いって何?

リボルビング払いの略で、ネーミングの由来は拳銃のリボルバーから来ている。非常にざっくりですが表向きは毎月決まった額を払っていれば大丈夫というシステム。例えカードの限度額ギリギリまで使っても、全てをリボ払いにしていたら支払いは決まった額(例えば10,000円であれば、月10,000円)しか払わなくても良い。一見便利そうに見えますが...

乾電池で実験すると超恐ろしい事に

こちらの投稿者さんは「リボ払い」の怖さを体感するために一本180円の乾電池をリボ払いにしたそうです。20年前当時の最大年利29.2%(当時の出資法による)で計算すると、最初の1月目の利息は約4.4円。完済まで3年かかり、最終的に約400円を支払ったそうです。とすると、月の支払いは約11円くらいだったという事になります。なぜそのような事になったのでしょう。

このような計算式になる

リボ払いには通常、手数料と利息がかかるので、月の支払額からその二つを引いた額が元金に入ることになります。具体的には例えば100,000円をリボ払いにして、月の支払いが5,000円、金利手数料が15%だとすると最初の30日で発生する金利は1,233円。すなわち3,767円が元金から減っていくというワケです。(返済日によって利息額は異なります。)

なので、本来は100,000円を5,000円ずつ利息無しで返していけば20回払いで済むところを、24回払いで合計115,260と15,260円分の手数料を余計に払う事になるということ。

さらに恐ろしいことに、これは最初に100,000円だけ使ってその後に使わなかった場合の話。リボ払いであれば上限まで月の支払い額のみで使い放題の様に感じる人も多く、使えば使う程さらに元金は上乗せされていき、それに伴いどんどん元金に入る額は減っていきます。でも、返済額はいつまでも同じ額のまま。

そしてそのうち、貸付限度額に達するため上限ギリギリからほぼ減らない元本分しかカードは使えなくなります。そこからは例えるなら「毎月5,000円で1,000円を買わされている」ような状態になってしまうというワケです。これによりリボ払いがいかに怖いかお分かりいただければ幸いです。

画像掲載元:写真AC

source:日本クレジット協会