究極の食育!野生の猪をさばいてジビエ料理にしてみた

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鹿や猪などの野生鳥獣を調理する、ジビエ料理が昨今人気となっています。筆者の義実家は、裏山を所有している山の中腹に位置しています。裏山では野生の鹿や猪がいることから、わな猟で捕獲し、自身でさばいて食べるという事をしています。年末に義実家へ行ったところ、ちょうどわなに猪がかかったということなので、子どもの食育をしながらジビエ料理を作って食べてみることにしました。

野生の猪で食育!ジビエ料理を作ってみた

裏山で捕れた野生の猪です。

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これをさばいて、ジビエ料理を作っていきます!正直言って、筆者も加工前の猪を見るのはちょっと抵抗があります。

なかなかこの状態の猪を見る機会もないので、子どもと一緒に食育がてら調理です(野生の猪の調理は自己責任で行っているため、決して真似をしないでください)!

包丁でザクザク皮をはいでいく義父。これを見るだけでも貴重な体験。そして、食べやすい大きさにカットしていきます。

せっかくなので豪快に食べたいですよね!ワンピースのルフィーが食べるような、骨付き肉にしてみました。

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庭で焚火(義実家の庭はテニスコート何面分?というくらいの広さ、そしてお隣さんは2キロ先という環境なので焚火が可能)をして、直火でじっくり調理していきます。

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味付けは塩コショウだけと超シンプル。焼けましたが、なにせ大きすぎる塊肉!

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中まで火が通っていないので、結局カットして中まで火をよく通してから食べました。

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新鮮なため、ジビエ特有の臭みもなく「美味しい!」と子ども達も大満足の様子です。

残りのお肉は調理しやすい大きさにカットし、袋に小分けして冷凍庫で保存しておきます。

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スーパーで販売されている肉は加工済みとなっているため、元の動物をイメージして購入したり食べたりするという機会に恵まれません。

しかし、今回野生の猪を捕獲して調理したことで、このように命をいただいているんだということを子ども達と一緒に学ぶことができ、最高の食育ができたのではないかと感じました。

業として野生鳥獣を加工販売する場合は食品衛生法の規制対象となりますが、今回は自身で食べるために加工、調理しています。

他人の山に勝手に入り、勝手にわなを仕掛けて捕獲するという行為は絶対にやらないでください。

また、今回調理してくれた義父は独自の技術で長年野生の猪をさばいています。自身で食べるだけだからと言って、安易に野生の猪をさばいて食べるという行為も控えてください。

source:ジビエ(野生鳥獣の肉)の衛生管理