実にさまざまな分類がされている多くのハラスメント。人間関係の複雑さの進行によるためか、年々ハラスメントと呼ばれるものの種類がどんどん増えていっているように感じます。とりわけ最近ではロジハラと呼ばれるものが大きな注目を集めており、ダウンタウンの松本人志さんが言及したことも大きく取り上げられています。ロジハラに対して非常に多岐に渡る意見が寄せられているようです。
正論で責める「ロジハラ」の存在が話題に
数あるハラスメントの中でもここ最近、目にすることが多いのがロジハラではないでしょうか。なおロジハラとは、
ロジハラとは、「ロジック・ハラスメント」の略で、共感が必要な場面でも正論を振りかざして、相手を追い詰めることを指します。
引用:マイナビウーマン
とのことです。
フジテレビ系「ワイドナショー」内で、ダウンタウンの松本人志さんが言及したことも大きな注目を集めました。
厳しい意見が多く寄せられている印象のロジハラですが、上記の投稿のように”正論を使い相手の感情を無視し、責めること”をロジハラというのであって、正論・ロジックを使って話すこと自体がハラスメントに該当するわけではありません。
ただ単語だけ聞くと誤解してしまう人が出ても仕方がないように思えます。
論理的に責めるのがロジハラなら、感情的に責めるのは「エモハラ」?
また、ロジックを使って責めるロジハラがあるならば、自分の感情論で責める、押し付けることはエモハラになるのではという意見も続々集まっています。ロジハラと比例するように注目が高まっているように見受けられます。
「ロジハラがあるなら過度の感情論で責めるエモハラもあるんだよな」「エモハラの方が嫌だな」「エモハラはそれほど攻撃されない。典型的なクレーマーとかもまさにこれだと思う」など、上の投稿もまた多くの共感を集めているようです。
ロジハラ、エモハラの共通項
ロジハラ・エモハラに対してネット上では非常にさまざまな意見が寄せられていますが、これらのハラスメントの共通項に注目する声も多く寄せられています。
「共通するのは安全なところから相手を攻撃したいという悪意があるところ」「正論を言えば相手の感情を無視してもいい、感情が満たせれば論理なんてどうでもいいという人間、どちらもただの自己中」など、悪意がある、相手の気持ちを無視しているといった共通点があるようです。
細分化されるさまざまなハラスメントですが、大事なのは相手の意見や気持ちを尊重するという当たり前のことなのかもしれません。
以前にも衝撃的なパワハラ・セクハラが大変な社会問題となりました。自衛のためにも、ハラスメントに対する警戒心を持つようにしたいですね。
source:マイナビウーマン