おとぎ話かよ、あまりに律儀過ぎるイルカの行動が話題に

イルカといえば人間に最も近い動物の一つで、頭脳も明晰。頭がいい動物として知られております。が、故にいろいろなトラブルに巻き込まれたり、社会的な物言いがついたりと難しい生物であったりもします。そんなイルカの、ちょっと衝撃的な生態が話題となっております。

イルカに餌をやったら・・・

さて、今回はイルカに餌を上げたボランティアの話です。

オーストラリアのクィーンズランド州にあるクーロラ海岸付近にいるイルカはちょっと面白く、そして人懐っこいというレベルではない、とんでもなく礼儀正しすぎるという習慣を見せつけました。もはや人間すら脱帽レベルです。

29歳のオスのイルカ、ボランティアに毎日あるものを渡してきてくれるそうです。ボランティアは、イルカに餌を上げる。そしてイルカは・・・

よいしょ、よいしょ。はい、ゴミ。

いえいえ、ゴミではありません。海底の汚れたゴミを拾い集めてきてくれているわけではなく、これはイルカたちからの、熱い気持ちである「お礼」なわけです。

この他にもサンゴや海の海産物など、イルカたちにとってのアクセサリーやおもちゃになりそうなものを、ボランティアにプレゼントしてくれているとのことです。

これには驚きです。通常、動物は餌を上げると一方的に喜ぶだけで、恩返しなどしてくれません。しかしここのイルカは違います。ちゃんとお礼をしにくるのです。

イルカといえば意外な死に方をすると話題にもなりましたが

この他にも、イルカたちは人間に、プレゼントを持ってくるという事例は多く報告されております。どうやら好意を持つ相手に何かを渡すという一見高度に見える文化は、もう少し根本的で原始的な本能から派生しているのかもしれませんね。

Souce:ABC