ペヤング超超超超超超大盛やきそばペタマックスを超える、デカ盛りすぎる焼きそば専門店へ行ってみた

ペヤングと言えば、チープでとても美味しいカップ焼きそば界の首領。たまに無性に食べたくなる時があります。しかし最近は普通の盛りでは満足できない人がいるのか、約4倍盛りのギガマックス、そしてさらに倍近い7.3倍盛りのペタマックスという超盛りのペヤングが登場。しかし、それをさらに超えるやきそばを提供し続ける伝説の店が札幌にはあった。

札幌デカ盛りの元祖

その名も「やきそば屋」。ストレートどころか棒玉なのではというくらいのシンプルな店名は「インパクトは他であるから、店名など何でも良い」という男らしすぎるくらいのメッセージ性すら感じる狂気のお店。

サービスも凄すぎる。4人以上で行くと、さらにやきそばをプレゼントしてくれる太っ腹っぷり。

ちなみに、セットやランチ、あんかけなどもちゃんとある。美味しくて安い庶民の味方だ!

「信じられねぇ」

こちらはジャミロクワイのバーチャルインサニティの原案になったという眉唾的ウワサの札幌大通りの地下街。札幌の地下街はとんでもなく広く、なんと3駅分くらい繋がっている。その一角に、なんとも雄々しいディスプレイが。

そう、これこそが「やきそば屋」の名物「信じられねぇ」だ。上のメニューにはのっていないが、食券機にちゃっかりのっている。その量、実に並盛の12倍となる。ペタマックスが7.3倍と考えると、さらに5人前ほどプラスされたことになる。ちなみに「信じられねぇ」の2つ上の「これでもくらえ」というサイズだと、ちょうど7倍くらいなので大体ペタマックスと同じくらいのようだ。

味はお客様次第!

こちらが一玉分の「並盛」。タバコとの比較で大体量がわかるだろうか。まあ、成人男性だとちょっと物足りないかな?というくらいの量だ。

「Yakisoba」と書かれた、ちょっと懐かしい画風と雰囲気を感じる彼がひとり言を呟いている。そう、彼には味が無いのだ。手抜きなわけではなく、むしろ無限の組み合わせで、自分次第で色んな味のやきそばを楽しめるという配慮なのだ。

カレーソースなんかもある。

焼きそばにはかかせない、マヨネーズ、紅ショウガも。

ごま油醤油、焼き肉味ソースあたりも変わり種だが、すごく美味い。

酢やキムチ味まで。組み合わせは自由。

カレー味はやっぱりおすすめ。特製ソースとマヨネーズなんかも当然間違いない。

焼肉味ソースもチープで美味しい。そして、マヨネーズ、酢、ラー油など何に合わせても味がまとまるのが良い。

ペヤングと比較

これが超超超超超超大盛りのペタマックスだ。普通に割と果てしない量だ。流石は7.3倍。4000キロカロリー超えなだけはある。筆者の胃袋力(いぶくりょく)では食べきれる気が全くしない。その時の気持ちは、ネイルと合体し究極のパワーを手に入れたと思っていたピッコロが、パワーがてめえならスピードはオレだ!とイキってフリーザにあっさり回り込まれたピッコロの気持ちに酷似しているでしょう。

対して、こちらがやきそば屋の「信じられねえ」。12倍だ。界王さまのところで修業した悟空でさえ3倍で鼻くそをほじる力も残らなかったというのに、12倍。目の前にした時の気持ちは、超サイヤ人だと思い込み、フリーザに全力のエネルギー波をいとも簡単に弾かれ、あまりの力の差に恐怖したベジータの気持ちと似ていたでしょう。

4184kcalって、初めて見る表記だ。イカレてやがる!

作るのが大変だ

しかし、ペタマックスは優しい。「絶対に一人で食べないでください」と注意書きしてくれているのだ。やきそば屋の7倍サイズ(ペタマックスと同等)「これでもくらえ!」以上の量からは「数人で分けて食べる事は出来ません」と注意書きが書かれていた。ベジータでなくとも「くそったれ...!」とつぶやきたくなるところだ。

お湯も2・2リットル必要。沸かすのに凄い時間がかかる。そう、元気玉のように。

何故か二個ずつ入っているソースとかやくとふりかけ。

ひたすら混ぜる!手を止めたら味が均等にならないのだ。

完成!でも見てるだけで腹いっぱいになってきた。

お腹いっぱい

完食!したかに見せて

実はジップロックに残りは保存することに。冷凍すれば同じクオリティで食べられるんじゃないかなーという算段だ。

実際、やきそば屋の「信じられねえ」もペヤング「ペタマックス」もどっちも超大きすぎた。なんか食えるかな?とか思ってた自分が恥ずかしい。今度からはこんな機会があっても、俺はやらねえぞ!見物だけだからな!と言える、ヤムチャのような勇気を持ちたいと思いました。

画像掲載元:秒刊サンデー