「だし」の自販機、24時間「焼きあご出汁」が買えるので実際に購入してみた

だし道楽自動販売機

image:秒刊SUNDAY

新型コロナウイルスも収まるかと思っていたのですが、残念ながらオミクロン株に感染する方が急増。第6波の到来は避けられませんでしたが、対人販売を避ける意味もあってか「自動販売機」の稼働は好調のようです。自販機といえばドリンクが主ですが、最近増えているのが「だし」の自販機だとか。実際に「だし」の自動販売機で購入して、うどんを食べてみることにしました。

「だし」の自販機がエモい!

だしの自動販売機を以前テレビで見たことはあるのですが、調べてみると「だし道楽」という広島の企業が全国に設置を進めているようです。東京都内にも五反田、六本木、池袋、赤羽などに設置されているようなのですが、今回は別件もあるため茨城県つくば市まで行くことに。(往復210km)

つくばエクスプレスつくば駅付近、バスチケット売場近くですね……よし、行ってきます!

あっさり発見「だし自動販売機」

「BiViつくば」という駅直結の商業施設1階にあるということでした。

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バスターミナルに向かってエスカレーターを降り……

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左を向いて5秒ほど直進。

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更に左を向けば、だし道楽の自動販売機を発見。「だし道楽」の文字とあご(トビウオ)のマークがなければ、烏龍茶専門の自動販売機と勘違いしてしまいそう。

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種類は「焼きあご+昆布(700円)」「宗田節+昆布(700円)」「昆布(500円)」の3種類。お膝元の広島県以外は、ほぼこの3種類の販売になっているようです。

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当然ここは「看板だし」の焼きあご入りを選択。これから家(105km先)に持ち帰り、うどんを食べてみることにします。

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500mlで700円は少々お高く感じるかも知れませんが、7~8倍希釈でうどんだしに出来るのであれば妥当……いや、焼きあごが入っているのであれば、かなり安価ではないでしょうか。もちろん味次第ですけれど。

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だし道楽「焼きあごだし」で「うどん」を食べてみました

中に「焼きあご」が丸々一匹入っている焼きあごだし。東日本ではあまり馴染みがないと思うのですが、西日本では「トビウオ」のことを「あご」と呼ぶ地域が多いですね。奈良出身の祖母が「あご」を出汁にした煮物を作っていた記憶があります。

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居酒屋で出される「ししゃも」くらいの大きさの「焼きあご」が「昆布」と一緒に浮かんでいるので、沈殿物が少々あります。ボトルの外からなので少々見づらいのですが、しっかりと焼き目が付いているのが確認できました。

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うどんは1つ80円の冷凍うどん、だしは8倍希釈で具はネギのみ。出来る限りシンプルにして、だしの味をダイレクトに感じられるようにしたのですが……。

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澄んだ「おだし」は、塩味が若干強めであごの風味が奥から感じられる上品な味。自然だけどしっかりとした輪郭が感じ取れるので、物足りなさは感じません。これは「料亭」で出されるような「だし」と言ってしまって問題ないレベル。これが自販機で買えるのか……。

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続いてはTKG、卵かけごはんを食べてしまいましょう!

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そのまま希釈せずに使いますが、醤油とは違い色が薄いため思わず多めにかけそうになりました。「かけすぎ注意」ですよ!

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もうこれはTKGの頂点!塩っ気が強いので、お茶碗1杯に大さじ1くらいで十分。「昆布」と「あご」両方の旨味がダイレクトに米と卵にプラスされ、今まで食べたことがない美味しさが襲ってきます。うどんは想像の中での最上位でしたが、これは想像を軽く超えて行きました……バリうめぇ!

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この焼きあごだし、煮物でもおでんでも何でもアリじゃないでしょうか。広島より遠い地域での自動販売機、利益が出ているのか心配になってしまうほどのクオリティ。これは自分が飲食店を営んでいたら絶対に使いたい「だし」ですね。これから料理の幅が大きく広がりそう……ごちそうさまでした!

だし道楽「焼きあご入り」500m 700円(税込)

以前紹介した納豆の自動販売機。納豆にこの「だし」を使ったら、とんでもなく美味しい納豆ご飯になりそうな気がしてきました。今度やってみようと思ったのですが、気軽に買いに行ける距離じゃないんですよね……お取り寄せしても試す価値ありかも。

source:だし道楽「自動販売機販売」