俺が、新型コロナワクチン国内初摂取か!?治験アルバイトに挑戦してみた結果

「治験」という言葉を聞いたことはないだろうか?特に今年のコロナ禍で耳にしたという方もいるかもしれない。それは日本のどこかで行われている「人体実験」。「何もしなくてもお金がもらえるアルバイトがある」という甘言で連れてきた若者で薬の効き目を試し、後の医療に活かしていく。しかし、薬の副作用で何らかの身体の異常があっても良いという署名を書かされる等々、様々なうわさが流れている治験。今回はその治験の謎に迫るべく、筆者自ら潜入調査を試みた。

結論から言えば、実際は結構安全

例えば副作用の署名だが、確かに署名は書かされる。がしかし、もしも身体に異常が起きた場合は(基本治験は病院で行われているため)製薬会社が全ての費用を持った上で、病院側が全力で原因を究明し完治するまで面倒を見てくれることが保証されていたりする。しかも、もしも怖かったりするならばいつでも(参加中でも)治験の参加拒否をすることが出来る。かなりクリーンだ。

しかしながら、筆者が今入っている第4層試験という「ジェネリック医薬品を作るための治験」なんかであればかなり安全度は高いが、第1層試験という「日本ではまだ認可されていない薬を飲む試験」なんかは、実際に第4層に比べて情報は少ないので、何が起こるかは分かり辛い。しかし、その分協力費という報酬は高かったりする。

本当に暇。ごはんが楽しみになる

何もしなくてもお金がもらえる、という噂はまあ間違ってはいない。実際にほとんど何もすることはない。ただ、その代わり10回前後注射されるので、その点は気を付けよう。暇つぶしにスマホやPCなどを持ってきている人がほとんどで、大体の時間は自由にしていられる。お弁当も無料だし、美味しいし。

個別の部屋などは期待しない方が良い。ここはむしろ、カーテンがあるだけとても良心的なようだ。

こちらがスケジュール表。寝るのが早く起きるのが遅いという事以外は、ほとんど何の問題もない。

しかも、治験に入るには(主に第1層、第4層は)健康体の人が被験者になるので、無料で(むしろ交通費もくれる)健康診断をしてもらえる。もし悪いところがあれば知らせてくれるし、入れたならば、基本的に健康体だったという事で良いだろう。しかもご時世的に今はPCR検査も無料でしてもらえた。陰性で少しほっとした。

このように、わかっていればそう怖くもないのが治験の現状だ。ちなみに現在はマスクも必ず着用しなければいけないようだ。しかし、入ってみるとむしろ本当に楽で良いかもしれない。しかし、そうは言っても当然ながら100パーセント安全なわけではないという事は伝えておきたい。あくまで自己責任だ。

ちなみに残念ながら、筆者が入った治験は新型コロナのワクチンなどでは全くなく、血圧を下げる薬の治験だったようだ。

画像掲載元:秒刊サンデー