「景色にかざすとソーダが完成する作品」が可愛くて最高!制作者に話を聞いた

image:Syrup(しろっぷ)(@made_in_syrup)

綺麗な風景や自然が作り出す神秘的な色などを見ると感動し、目と心にしっかりと焼き付けたくなるものです。写真を撮って想い出に残したりしますよね。そんな美しい景色を楽しむのにピッタリな作品が、Syrup(しろっぷ)(@made_in_syrup)さんがTwitterにご投稿された「景色にかざすとソーダが完成する作品」。グラスが描かれたアクリル作品をそっと景色にかざせば……想像したドリンクの味を脳内で堪能できそうです。今回は制作秘話を伺いました。

景色でソーダを作る作品が秀逸!

海面のキラキラに作品をスポッとはめて、ソーダが完成している写真のツイートを発見しました!こういった素敵なアイデアの作品が大好きな方も多いのではないでしょうか?もちろん筆者も一目で大好きになりました。お出掛け先で美しい景色を目にした時、綺麗な植物を愛でた時、満天の星空を見上げた時などそっとこの作品を景色と重ねて、覗き込みたいですね。

ツイートのリプ欄には、アイデアが良い・どんな味になるのか想像するのも楽しい・この作品で色んな景色でソーダ作りを楽しみたいという絶賛の声が相次ぎ寄せられ、熱視線を集めています。

・景色を切り取る発想が素敵です〜!

・飲み干してしまいたくなる輝き!でもしょっぱそうだな、なんて想像も楽しいですね……!

・キラキラのソーダが美し可愛い。日常の風景を楽しむための魔法のフィルターですね!

・水面のきらきら、美味しそうと思ったことがあり…答え合わせが出来たような気持ちになりました。

制作者さんインタビュー

image:Syrup(しろっぷ)(@made_in_syrup)

制作者のSyrup(しろっぷ)(@made_in_syrup)さんにお話を伺いました。

■プロフィールを教えてください

ーーSyrup(しろっぷ)と申します。レジン、アクリル、天然石などを用いて、アクセサリーや「景色で作るソーダ」というキーホルダーを作っています。日常にアクセントを加えられるような、ときめく作品作りを心がけています。

■制作歴、制作を始めたきっかけは?

ーー物作りが好きで、幼い頃からイラストを描いたり、レジンに挑戦したり、ガラス細工作りを体験したりと、物作りを楽しんできました。そして物作りを通じて、他の人にも楽しんでもらいたい!という想いが強くなり、2016年から本格的に作家活動を始めました。今年で8年目で、デザインフェスタなどのイベントに出展したり、Webサイト(https://syrup1116.official.ec)を通じて作品を販売しています。

■ドリンクが景色で完成するアイデアはどこから?

ーーこのアイデアは「日常に隠れたときめきを見つけられるように」と考え、形にしました。忙しい毎日から自然の景色に意識を向けると、ほわんと心が優しくなる瞬間があって……。その瞬間をもっと楽しむために、自分の好きなクリームソーダと合わせて作品を作りたいと思い、このアイデアが生まれました。

同じ場所、同じ瞬間の景色でも、切り取る人によって個性が出ることもポイントです。ときめきを感じる瞬間は十人十色で、誰もが好きなように景色を切り取れたら楽しいなと思っています。

image:Syrup(しろっぷ)(@made_in_syrup)

■作品作りの際、こだわられている点や見て欲しいポイントなどを教えてください

ーー景色が映えるようにシンプルなデザインにこだわり、色や比率をバランス良く調整しています。どの景色にどのデザインがしっくりくるか考えるのは難しいですが、時には自分の感性だけではなくお客様のアイデアも参考にしています。

「世界に1つだけのドリンクが作れる」ところや、ポストカードや飲食物など、かざす物に正解はなく「どんなものにかざそう?と考え、思い出を形にできる」ところも注目して欲しいポイントです。親子や友達と一緒に持ち歩いて、お散歩や旅行先で楽しんでいる方もいらっしゃいます。

■どのように制作されていますか?

ーーキーホルダーの制作に使用する道具はIllustratorとプリンター&レーザーカッター、材料はアクリル板とキーホルダーパーツを使っています。制作時間はデザインが早く固まれば数日で完成しますが、バランスの良い色味やデザイン配置などが決まらないと時間がかかることもあります。制作の流れとしては、Illustratorにデザインを落とし込んでからアクリル板にプリント&カットし、キーホルダーパーツを取り付けて完成させています。

image:Syrup(しろっぷ)(@made_in_syrup)

■カクテルグラスに夜景で満たされている作品も素敵ですが、どんな味がすると思いますか?

ーー夜景の色によって味が変わりそうですね。ピンクであればいちご味、ブルーは爽やかな味が楽しめそう。「どんな味だろう?」と考えることも、作品の楽しみ方の1つです。

■いいねやRTされるなど、反響がありますが、 どのような心境でしょうか?

ーー多くの方に見ていただけることはとても嬉しく、本当に励みになっています。応援してくれる方がいるからこそ今を頑張れているので、いつも感謝の気持ちでいっぱいです。私が作った「#景色で作るソーダ」タグを使ってSNSに写真を投稿してくださる方もいて、新たな景色の魅力を発見できることも嬉しいです。いつも一緒に楽しんでくださり、ありがとうございます!

image:Syrup(しろっぷ)(@made_in_syrup)

最後に、今後作られたい作品や夢は?とお訊ねしたところ「キーホルダーだけでなく様々な雑貨やインテリアを作ったり、イラストを描いたりといった新しい手法に挑戦したいです。 またカフェや地域の方とのコラボなどを通して、地域活性化に貢献することも夢です。日常に隠れたときめきを発見できるような作品を作り続け、多くの人を楽しませることができる作家になりたいです。」と語られていたSyrupさん。

今後もSyrupさんの織り成す、笑顔をもらえる魅力的な作品から目が離せませんね!

ドリンクといえば、懐かしのエナドリのようなパワードコーヒーを飲んで活力をもらいたいものです。

取材協力:Syrup(しろっぷ)(@made_in_syrup)・HP(https://syrup1116.official.ec/