駄菓子屋さんで見かける10円アメでおなじみのアメハマ製菓。コロナウイルスに加え様々な要因が重なり、2021年4月末で廃業されるということを発表されました。そんなアメハマ製菓の主力商品「いちごミルクキャンディ」ですが、以前よりサクマ製菓の「いちごみるく」と似ていると言われている商品のため、いちごみるくvsいちごミルクキャンディを比べてみることにしました。
アメハマ製菓、4月末で廃業・・・
正直誰でも知っているメーカーというわけではありませんが、駄菓子屋の10円アメ等で一度は商品を目にしたことがあるという方は多いのではないでしょうか。そのアメハマ製菓は2月に製造中止、4月末で廃業が決まってしまっています。昨今の社会情勢では仕方のないことなのでしょうね。
参考:アメハマ製菓
「いちごミルク」と「いちごみるく」どっちがどっち?
アメハマ製菓の廃業決定に伴い、SNSでは「いちごミルクが食べられなくなる」といった趣旨の書き込みが多く見られました。
確かに紛らわしいですよね・・・筆者も間違って買ったことがあります。
サクマ製菓のものが「いちごみるく」でアメハマ製菓のものが「いちごミルクキャンディ」というのが正式名称になります。うーん、ちょっとややこしい。
「いちごみるく」と「いちごミルクキャンディ」を比較しようとしたのですが・・・
SNSを見る限りサクマ製菓の「いちごみるく」と混同されている方もいらっしゃるようなので、現物を用意して比較してみようと思ったのですが、アメハマ製菓の方がどこにも売ってない!何度か購入したことのあるダイソーへ行ってみたところ・・・
いつもの場所から消えています!
その後もスーパーやコンビニ、ドラッグストア等を15件ほど巡ったのですが、どこにも見当たりません。
これで売っていなければ諦めようと足を運んだドラッグストア。
諦めかけていたのですが、ありました!これで比較出来ます!
サクマ製菓「いちごみるく」とアメハマ製菓「いちごミルクキャンディ」を比較します!
おまたせしました、いよいよ両者を比較します!パッケージはそれほど酷似しているわけではありません。実勢価格はサクマ「いちごみるく」が168円、アメハマ「いちごミルク」が98円となっております。
内容量はサクマが83gでアメハマが85gとほとんど差がありません。個数はサクマが23個アメハマが20個なので、おそらくアメハマの方が1個あたりの大きさが大きいものと思われます。
次に個包装を見ていきます。非常に似ていますが、サクマはイチゴが大きいのとメーカー名が入っています。対するアメハマはイチゴが控えめで「ICHIGOMILK CANDY」の文字入り。
続いて中身の確認です。サクマはキレイな三角で、アメハマは若干潰れているようです。写真では見えにくいのですが、どちらも社名の頭文字「S」「A」が飴に刻まれています。
次に飴を割ってみて確認してみます。サクマは中のミルク部が多いのですが、アメハマはミルク部が少ないですね。噛んだときの感じがサクマは「サクサク」でアメハマは「ガリガリ」といった食感。
味に関してはサクマ「いちごみるく」は全体的に味が濃く、ミルクの風味が強く感じられます。表現が難しいのですが、とにかく懐かしい味という感じです。
一方のアメハマ「いちごミルクキャンディ」はサッパリとした味わいでミルク感は少なめ。見た目ではほとんど感じなかった大きさの差ですが、口に入れるとこちらが二周りほど大きいような気がします。
筆者の感覚ではサクマ製菓「いちごミルク」の方が馴染みのあるいつもの味という感じで、安心感がありました。というわけで、どちらが美味いかということに関しては・・・
「いちごみるく」と「いちごミルクキャンデイ」どちらも美味しい!
筆者の個人的な感想では「いちごみるく」と似て非なるものといった「いちごミルクキャンディ」ですが、98円(実勢価格)で買えることを考えれば十分に価値のある飴だったように思えます。廃業で手に入らなくなってしまうのは本当に残念です。
ちなみに「クッピーラムネ」の心配をされている方もいらっしゃるようなのですが、アメハマ製菓で作られているのは「クッピーラムネキャンディ」なので、クッピーラムネはおそらく大丈夫かと思われます。(クッピーラムネはカクダイ製菓の商品です)
いちごミルクとならんで大人気のパインアメ。パインアメに穴が空いている理由なのですが、聞いてみるとそりゃそうだ・・・という感覚になりました。
画像掲載元:SS.ナオキ