AIの進化は日々とどまることを知りません。Googleのエンジニアが「AIに意識が芽生えた」と発言し波紋を呼んでおりますが、まさにそんな時代がもう近いのかもしれません。そんな中、今回紹介するものは、入力した文章を絵にしてくれるという、まさに人間の頭脳でなければ実現できないようなAIが話題となっているのです。
意識が芽生えたAI?「DALL·E mini」
これぞまさに意識が芽生えたAIか。
「DALL·E mini」は、入力した文章を描いてくれる、まさに最先端のAI。試しに入力欄に文章を入れてみますと、さっそく絵を描いてくれます。
DALL·E mini
https://huggingface.co/spaces/dalle-mini/dalle-mini
ということで、さっそく試しに「DOG MARIO」というワードを入力。犬とマリオが遊んでいる、なんともほのぼのとした様子を想像して、入力したのですが……
AIによる見解はこんな感じです。
「犬とマリオ」
怖すぎる!
まず「マリオ」をよく、任天堂のマリオと理解したなと感心させられるのと同時に「犬」はどこに行ったのか。というより「犬」と同化しているのか!?と疑いたくなるようなシュールな絵。
だが、これがAIによる「犬とマリオ」なのです。確かに遠目に見れば、マリオが何かと戯れているようにも見えなくもないが……。
とにかくこの絵は「ホラー」でしかない。
続いてのタイトルは「DragonBall eat meat」。ドラゴンボールが肉を食らうという、今度は逆に、意図的にシュールな絵を狙ったのですが……
「ドラゴンボールが肉を食らう」
悟空らしきキャラクターが、たしかに肉のようなものを持っております。食べていると言うより戦っているように見えますが、途中からなぜか超サイヤ人に変身。
最後はちょっとよくわからないキャラクターにフュージョン。もはや支離滅裂です。ですが、これがAIによる判断であり、見解。
「お前らの言葉足らずの表現には反吐が出そうだぜ」と言わんばかりのAIの結果。
すいません、しっかりと正しい表現で伝えます。
ということで最後は「A doctor performs surgery with a lightsaber」という言葉。
直訳すると、医者がライトセーバーで手術を行うというものです。SNSに投稿されていたワードで、実際にイメージしたものに近いものが出来上がっております。
「医者がライトセーバーで手術を行う」
これは確かにライトセーバーで手術を行っております。
こんな写真を一体どこから入手したのか、おそらくネットにある画像データを拾い、色々合成させているのかと思いますが、あっぱれです。
まさに「AIに意識が芽生えた」と言っても過言ではないぐらい、シュールでコミカルなシステムです。この機能がさらにブラシアップされ、本当に意識を持ち始めるときが、もうまもなく来るのかもしれませんね。
Source:dalle-mini