さてここ最近ようやく暖かくなってきたわけではございますが、寒い地方ではまだ寒く、暖房やヒーターそしてコタツは欠かせないわけです。この時期は寒くなったり暖かくなったりと、気温が乱高下するので、ちょっと暖かくなったからといってすぐに薄着になるのは禁物です!ということでこちらのiPadも同じかも。
さてこちらは中国のタブレットを温める人たち。そこまでしてタブレットPCが恋しいのか・・・けなげな人たちだな。と思うのかもしれませんが、そうではないのです。実は彼ら、タブレットを温めると充電がしやすいという情報を聞きつけ温めているようです。温めることにより電池パックが効率的に働き充電される。
逆に寒いと充電できないというのだ。
しかしそもそもこれ本当なのか。
早速どういう事か調べてみたところ、どうやらiPadなどのバッテリーに使われているリチウムイオン電池に問題がありそうだ。
―リチウムイオン電池について
多くの場合、充電温度範囲は0℃~45℃程度に規定されています。実際に問題になるような低温もしくは高温というのはさらに極端に低温もしくは高温なのですが、しかし実用的には、例えば0℃以下で充電することはまずないだろうし、45℃以上で充電するケースもないでしょう。
引用元:
http://baysun.net/ionbattery_story/lithium09.html
なんと0℃以下の環境では正常に充電できない可能性がある。もちろん普段家にいる場合であれば暖房がついているのだが、夜寝ている間に充電しようと、暖房の無い部屋にiPadを放置しておけば当然その部屋の気温は0℃を下回ることは考えられる。
―Appleも同様
http://www.apple.com/jp/batteries/ipad.html
またAppleの公式サイトでも0℃以上の環境で利用することを前提としていることが判る。
つまりiPadをはじめとするリチウムイオン電池などのバッテリーは0℃以下の環境ではいわゆる「想定外」ということで対応していないのが一般的のようだ。
結論として0℃以下の環境下では充電を推奨していない。
そんなことはリチウム業界では当たり前なのかもしれないが、冬に0度を下回ることはよくあることだ。気温を気にしながら充電の可否を考えるのは実に面倒。
そもそも0℃を下回った場合どうしたらよいのだろうか。
ということで、最初に戻りほら、中国の人たちのように『温める』やればいいんですよ。
もちろん限度ってのはあるとはおもいますけどね。ほら、心も温まりました。
(秒刊ライター:たまちゃん)
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